多汗症や汗のニオイに悩む方のためのブログ(五味クリニック)

わきが多汗症治療に長年携わってきた五味クリニック院長が、汗に悩む方の心のケアを重視した、様々な対策や治療法をご紹介します。

多汗症や汗のニオイに悩む方のためのブログ(五味クリニック)トップ

新着情報
  • もう悩まずに済むワキ汗対策とは?
  • 汗は本来におわないもの ニオイを抑えるためにも「いい汗」をかこう!
  • 夏の快眠に不可欠!「質のいい寝汗」のかき方 汗っかきの人には「煎餅布団」が最適な理由
  • 寝るためには汗をかけ! 夏の寝汗が睡眠にもたらすスゴイ効果
  • 夏のニオイ対策の強い味方。ふき取りシートと制汗剤の上手な使い方とは?
  • 画期的な消臭法も登場!気になる「夏の汗&ニオイ」対策のお役立ちアイテム
  • 「普通の汗」「冷や汗」「脂汗」は全部同じ成分だった! 意外と知られていない、汗のメカニズム
  • いっぱいあそんで いっぱい汗をかこう
  • 節電の夏を乗り切る!からだの上手なクールダウン
  • 夏の汗&ニオイ対策には、たっぷりの「発汗」が大切、という事実
  • 「におう汗」と「におわない汗」。上手に対策して、夏を乗り切ろう!
  • 「何かにおう…」もしや自分から発してない?夏の汗&ニオイに注意!
  • 寝るためには汗をかけ! 夏の寝汗が睡眠にもたらすスゴイ効果
  • 『汗』について知っておきたいことを、専門家の方に聞いてきました
  • 今から知っておきたい。夏でもお風呂上りにサッパリ過ごす5つのワザ
  • 専門医直伝!「汗腺トレーニング」で汗&ニオイ問題を解決
  • 汗のにおいを抑えるセルフケア ハンドメイド制汗剤は安全で経済的
  • 汗かき体質は治せる!? 「異常な汗」への対処法
  • 汗が熟睡を生む!? 睡眠の質を高める上手な汗のかき方
  • 残暑に見苦しくならないための「汗」対処法

もう悩まずに済むワキ汗対策とは?

袖のある服を着たときにできるワキ汗は、女性にとっては特に恥ずかしいもの。でも気づかないうちに、汗がにじんでいたり、シミになったりしてしまったりしていて、恥ずかしい思いをした経験を持つ人も多いはず。
そこで今回は、五味クリニック院長の五味常明先生に、ワキ汗をかきやすい人の特徴や、ワキ汗をできるだけ止める方法について聞きました。
 
ワキ汗は真面目な人に多い!? ワキから汗が出るメカニズム
ほかの部位よりも汗をかきやすく、量も多いように感じるワキ汗。どのようなメカニズムで、ワキから発汗するのでしょうか。
「ワキは、手のひらや足と同じように汗腺の数が多く、汗をかきやすい場所です。肌同士が密着しているワキは、ほかの部位と違って汗がこもりやすく乾きにくい。だから、実際の量以上にたくさん汗をかいていると思ってしまいがちです。
また、ワキにはアポクリン腺というにおいを発生する汗腺もあります。この量は体質によって違いますが、アポクリン腺が多い人はワキ汗の量が多くなりますね。耳垢が柔らかい人にアポクリン腺を多いという特徴があります」
さらに、汗の出方には2つの種類があり、ワキ特有の発汗の種類も発汗量に大きく関わっているそう。
「汗は体にこもった熱を放出するための欠かせないもの。このように、暑くなったら汗が出る作用を“温熱性発汗”と言いますが、ワキからは“精神性発汗”という緊張性の汗も出ます。手に汗を握るという言葉と同じように、緊張するとワキは発汗しやすくなる性質を持っています。これは完璧主義の方や、周りに気遣いができる人に、とくに多い傾向です」
 
止まらないワキ汗…止める方法はあるの?
精神面との深い関わりがあるワキ汗。それでは、メンタルを鍛えればワキからの発汗は多少抑えられるということ?
「“精神性発汗”によりワキ汗が出てしまう場合は、汗を止めよう止めようと意識するほど発汗してしまいます。汗をかくことを『みっともない』『恥ずかしい』と思うのではなく、『汗をかいてもいいんだ』という開き直りが必要です。自分は性格が優しいから汗をかいているんだと思うことで、汗をかくことへの羞恥心が薄れ、結果的に汗が出にくくなるでしょう」
 
一方、暑いがゆえ発汗してしまう“温熱性発汗”の場合は、制汗剤を使ってワキ汗が出るのを止めてもいいそう。
 
「汗を止めていい箇所は、ワキと足の裏だけ。この2箇所は、肌や衣類などと密着していることが多く、外気に触れにくい。汗をかいても蒸発できないため、ワキと足裏からは体内にこもった熱を発散させることはできません。つまり、体温調整に関わってこない箇所なので、制汗剤を使ってワキからの発汗を抑えも問題ないのです。
なお、制汗剤にはにおいを抑える効果が高いものや、発汗自体を抑える効果が高いものなど種類がありますので、悩みに合うものを選びましょう。足裏のにおいが気になる人は、足裏専用の制汗剤を使ってもよいですよ。
また、急な発汗で一時的にワキ汗を止めたい場合は、バッグや手を使ってワキを圧迫するといいでしょう。ここで食い止められた発汗は、ワキからは出ずに別の箇所で発汗されるので問題ありません」
 
汗の原因と種類を知ることが、ワキ汗回避のいちばん重要なポイント。また、「汗は誰だってかくものだ!」という、開き直りも大切ですね。ポイントを押さえて、ワキ汗を気にしすぎずにファッションを楽しみましょう!


〜うれしいお肌、ずっと続く〜ウレハダ 
美容ボディケア もう悩まずに済むワキ汗対策とは? より
http://www.urehada.com/20160911/4116/

多汗症についての相談(回答内容別)
多汗症についての相談(質問内容別)

汗は本来におわないもの ニオイを抑えるためにも「いい汗」をかこう!


気になるニオイの原因となる汗は、「できればかきたくない」と思われがち。けれども、汗には、脳が発達した人間ならではの重要な役割があります。今回は、汗やニオイで悩む多くの人たちの相談にのっている体臭・多汗研究所の五味常明先生に、汗のニオイの原因や、におわない「いい汗」のかき方についてお話をうかがいました。

汗をかくのは脳を熱から守るため。汗をかくことは大切
『くらしの現場レポート』で、皆さんが衣類の汗のニオイを気にかけている様子が伝わってきました。今、ニオイの問題も含め、汗をかくこと自体を嫌がる傾向にあります。でも、汗をかくことは人間にとってとても大切な生理現象です。汗の一番の役割は、蒸発する時の気化熱によって体温上昇を防いで、一定に保つこと。体温調節をするのは、体内の細胞や器官、特に、脳を熱から守るためです。脳は熱に弱いので、暑さを感じると体に汗をかかせて体温調節をして熱くなりすぎないように守ります。人間は脳が発達したからこそ、他の動物よりも汗をかくための機能、汗腺も発達したのです。人間にとって汗をかくことはとても大切なことです。

汗には「いい汗」と「悪い汗」がある
汗の原料は血液です。汗腺は血液の血球を除いた血しょうをくみ取って汗として排出します。この時、汗腺のろ過機能が働いて、汗から塩分やミネラルなど体に必要な成分が排出されすぎないように、体に再吸収される仕組みになっています。ここが重要なポイントで、しっかりろ過されれば残りはほとんど水分で、サラサラとした「いい汗」が出ます。汗は時間がたつと、皮膚の雑菌などによってニオイが発生しますが、かきたての「いい汗」は無臭なんです。

けれども、汗腺のろ過機能がうまく働かないと、血しょうの成分が残ったままの濃いベタベタした「悪い汗」になります。「悪い汗」は水分が蒸発しにくく、体温も下げにくいことから、熱中症の予防に良くありません。しかも、「悪い汗」は含まれる成分に雑菌などが繁殖しやすくなることから、かいた直後からニオイが発生するのです。

汗をかいて汗腺を鍛え、いい汗をかける体になろう
ベタベタの悪い汗になる原因は、汗腺が正しく機能していないためです。汗腺は、比較的新しい器官なので使わなければすぐに機能が衰えてしまいます。日頃からエアコンのきいた室内でばかり過ごしていたり、運動不足などで汗をかく機会が減れば、汗腺の機能も低下しやすくなります。

人の体の中には生まれたときには500万個くらいの汗腺があるのですが、実はそのうち汗を出す「能動汗腺」は、日本人の平均で230万個くらい。つまり半分以上が休眠状態なのです。汗をかく機会が少なければ、汗腺の働きは低下してしまいます。ちなみに、能動汗腺の数は3歳くらいまででほぼ決まってしまうので、赤ちゃんの頃から汗をかかないエアコン生活をしていると、汗腺の発達の妨げになります。

汗のニオイを抑えるためには、汗腺の機能をしっかり働かせて、いい汗をたくさんかくことが大切。衰えてしまった汗腺は、「汗腺トレーニング」をすることである程度回復させることができます。トレーニング方法は、42〜43℃のやや熱めのお湯を浴槽に少なめに張り、ひじから下とひざから下だけを15分くらいつけて温めます。そうすれば、5分くらいで大量の汗が出てくるはずです。出てきた汗は風やうちわなどで蒸発させて、自然に体温を下げるようにしてください。これをくり返すことで、汗腺の機能が徐々に高まって、いい汗がかけるようになっていきます。


汗のニオイが健康のバロメーターになることも
男性ホルモンの関係で皮脂腺の分泌がさかんなこともあって、男性の汗のニオイがより気になるということは確かにあると思います。男の子も思春期になれば男性ホルモンの分泌が増えますし、くわえて、エアコン生活などで汗腺機能が低下していれば、ベタベタの汗になりニオイが強くなります。

ストレスや緊張から汗をかきやすくなったり、疲れるとアンモニアがたまって疲労臭が出やすくなります。だから、帰宅後のダンナさんの汗のニオイは、仕事をがんばっている証でもあるのです。また、汗のニオイも含めて、中高年の加齢臭と言われる体臭の原因は皮脂腺の酸化です。中には「メタボ臭」と言われるものもあり、体内のコレステロールなどが酸化して、生活習慣病のリスクが高まっている可能性もあります。汗のニオイや体臭が強くなったら健康が損なわれているという可能性もあります。汗も健康のバロメーターなので、「クサイ」で片づけずに気にかけてください。

衣類は第二の皮膚。服を着ることでニオイを抑える消臭効果も!
汗をはじめ体のニオイの悩みは、人間関係の問題においても大きいと思います。自分だけならたいして気にならないけれど、社会に出ると、相手に迷惑をかけていないか、嫌われるんじゃないかと気になるのです。ニオイには「イメージ臭」という側面もあり、例えば、見た目がヨレヨレの服を着ていると、においそうに感じるけれど、清潔な洋服を着ているだけでも印象は変わります。昔は、「白=清潔」というイメージでしたが、今では「ニオイ=不潔」に清潔意識が変化しました。だから、レポートにあった、洗濯に消臭や除菌を求めているという報告はすごく納得できます。

人間は「裸のサル」と言われますが、裸で人前に出ることはまずありません。相手が嗅ぐニオイは服を通して感じるもの。つまり、衣類は人にとっての「第二の皮膚」であり、体のニオイが外にもれるのを抑えるものだと私は考えています。私の所には多汗や体臭を気にしてたくさんの方が相談に来られますが、ニオイの問題は自己否定感を伴うもので、自信喪失にもつながります。そういう人には、衣類に消臭剤をスプレーしたり、衣類に消臭機能をもたせることで、体から出るニオイを衣類で消臭する方法を私はおすすめしています。これを「経衣類消臭法」と名付けていますが、「衣類の消臭」または「衣類で消臭」することが、効果的な消臭法であると言えます。消臭・除菌効果のある洗濯洗剤は今後ますます求められてくるでしょう。
衣類の汗のニオイを抑えるためには、衣類用の消臭剤や洗濯で上手に消臭しながら、とにかくサラサラのいい汗をたくさんかくこと、これに尽きると思います。


花王 くらしの研究 達人コラムj より
http://www.kao.co.jp/lifei/column/26/ 


多汗症についての相談(回答内容別)
多汗症についての相談(質問内容別)

夏の快眠に不可欠!「質のいい寝汗」のかき方 汗っかきの人には「煎餅布団」が最適な理由

寝苦しい夏の夜。「汗の不快感で目が覚めた」「起きたら汗でびっしょりだった」ということもあるのでは?

そんな夏の不快な寝汗を最小限に留めるにはどうしたらよいのでしょうか? 五味クリニック院長で体臭・多汗研究所所長も務める、五味常明先生に伺いました。

季節にかかわらず、人間は寝る間に汗をかく!


当記事はFuminnersの提供記事です
五味先生によれば、睡眠時の汗は下記の4種類に分けられるそう。

/夏りばなにかく汗

¬瓦鮓ているときなどにかく汗

I袖い里箸にかく汗

さげ垢覆紐杏瑤陵廾によってかく汗

夏の夜は気温が高いため、他の季節に比べい硫糠性発汗に悩まされます。熱帯夜は200ml〜600ml、多い人は1リットルもの汗をかくことがあるのだとか。い隆世多い場合は、寝室の気温の調整で対応できますが、重要なのは,隆世覆里世噺淕先生。

「寝るためには、脳の温度を下げる必要があります。そのためにかくのが,隆澄これは、快眠には不可欠な汗なのです」(五味先生)

,隆世鬚かなければ、脳温が高いままでスムーズに入眠できません。例えば、入浴してすぐに寝るつもりでも、脳も含めて身体全体の温度が高い状態なので寝つくのに苦労することがあります。

夏はお風呂上がりにすぐエアコンの効いた部屋へ移動する人も多いと思いますが、そうしてしまうと汗腺が閉じて“必要な”汗をかけず、脳温が下がらないために寝つきが悪くなってしまうのだそう。

「脳温が高いまま寝ようとすると、身体が一生懸命温度を下げようとするので、余計にたくさん寝汗をかくことになります。入浴後、1時間ほど時間を置き、うちわや扇風機を使って自然に脳温を下げてから寝ると、,凌牡世肋なくなりますよ」(五味先生)

脳温を下げるには、外から冷やすことも効果的です。冷やしたタオルや保冷剤などを枕にして、入眠時に頭を冷やすと寝つきやすくなるそう。

ちなみに、五味先生いわく、ふかふかなベッドで寝ている人のほうが汗をかきやすいのだそう。

「身体には“半側発汗(はんそくはっかん)”という仕組みがあり、身体の一部が圧迫されていると、その反対側だけ汗をかくようになっています。例えば、背中側が圧迫されているならお腹側、左半身が圧迫されているなら右半身という具合です。蒸発しやすい方に汗をかくようになっているんですね。しかし、柔らかい寝具だと身体があまり圧迫されないため、身体全体に汗をかいてしまいます。布団と接して蒸発しにくい面にもムダな汗をかいてしまうのです」(五味先生)

この働きを利用して敷布団を固めにし、上掛けは圧迫感がなく汗が蒸発しやすいものにすると、効率的に体温を下げられ、結果的に寝汗の量を抑えられるそうですね。「汗っかきの人はいわゆる“煎餅布団”のような固めの寝具を使うと、身体が圧迫されてムダな汗が少なくなります」(五味先生)

寝る前に必ず水分補給!冷蔵庫には麦茶と牛乳を常備

眠っている間の汗が必要だということはわかりましたが、ただ汗をかくばかりでは、脱水症状になってしまう可能性も。だからといって、寝る前に水を飲み過ぎても夜中にトイレで起きてしまいそう……。どうするのが正解なのでしょう?

「まず、寝る前の水分補給は絶対に必要です。量の目安としては、喉の渇きが収まる量にプラス1、2口くらい。夜中にトイレで起きた時も、ひと口水分を補給して下さい。夜中にトイレに行きたくないからといってあまり水分をとらないと、脳梗塞や心筋梗塞につながる可能性もあります。また、朝起きたときもすぐに水分をとるようにしてください」(五味先生)

寝る前の水分はつい量をセーブしてしまいがちですが、脱水症状防止のためには飲んでも大丈夫そうですね。では、どんなものを飲めばいいのでしょうか。

「“汗をかく=スポーツドリンクを飲む”と思っている人が多いですが、それはビショビショになるほど汗をかいた場合の話です。寝る前に飲むなら、カフェインが少なく身体を自然に冷ましてくれる麦茶がよいでしょう。起きた時に飲むなら牛乳がおすすめ。牛乳に含まれるアルギニンという成分が血管内の水分を増やしてくれるので、脱水対策には非常に効果的なんです。飲むなら牛乳瓶1本分(約200ml)くらいが目安です」(五味先生)

朝の1杯はコーヒーという人も多いと思いますが、起き抜けの1杯は牛乳を飲む習慣をつけるとよさそうですね。

では、びっしょりと寝汗をかいてしまう人もいれば、まったくといっていいほどかかない人もいます。この違いは、何が影響しているのでしょうか。

「人間の汗腺は生まれつき約500万ありますが、そのうち実際に働いている“能動汗腺”は約半分の230万ほど。この能動汗腺の数により、汗のかきかたが変わってきます。能動汗腺は子どものころに汗をかくことで増えるのですが、最近は汗をかかせない親が多いため、能動汗腺が少ない子どもが増えてきているんです」(五味先生)

能動汗腺が少ないと、汗をかけないために身体の熱が発散できず、暑さに弱くなってしまうのだとか。部活中に熱中症になってしまう子どもが増えているのも、そうした背景が考えられるとのこと。

汗腺の機能が弱っていたり、汗腺が少ないことで暑さに弱くなると、寝ている間に熱中症になってしまうこともあります。しかし、五味先生は「汗腺の機能が弱っている人は、トレーニングで汗腺を鍛えれば、少しの汗でも体温の調整ができるようになり、汗のニオイも抑えられる」といいます。

入浴方法を工夫して汗腺を鍛えよう!

教えてもらった汗腺トレーニングの方法はこちら。

(1)43〜44℃の熱めのお湯を浴槽の1/3から半分くらいためる。

(2)四つん這いになり、両手は肘から手先まで、両脚はひざから下までを10〜15分ほどお湯につけ、手足浴をする。

(3)手足浴が終わったら、ぬるま湯を足して浴槽のお湯を36度ほどにし、今度は普通に10〜15分ほど湯船につかる。

能動汗腺の数が少ない人は、「熱中症体質」とも言えます。こうした人は、体温調節がうまくできないため、エアコンを使わないと熱中症になってしまう危険が。

「タイマー機能なども活用して、我慢せずにエアコンを使用するようにしてください」(五味先生)

毎日かいている汗がこんなに重要だったとは! 寝汗をかかないようにするのではなく、汗腺トレーニングなども取り入れて「よい寝汗」をかけるようになることが、気持よく寝るためには必要です。今年の夏は健康的に汗をかいて、ぐっすり眠りましょう!

 監修:五味常明(五味クリニック 院長)

多汗症についての相談(回答内容別)
多汗症についての相談(質問内容別)

寝るためには汗をかけ! 夏の寝汗が睡眠にもたらすスゴイ効果

寝苦しい夏の夜。「汗の不快感で目が覚めた」「起きたら汗でびっしょりだった」ということもあるのでは? 夏の不快な寝汗を最小限に留めるにはどうしたらよいのでしょうか? 五味クリニック院長で体臭・多汗研究所所長も務める、五味常明先生に伺いました。


季節にかかわらず、人間は寝る間に汗をかく!
五味先生によれば、睡眠時の汗は下記の4種類に分けられるそう。

/夏りばなにかく汗
¬瓦鮓ているときなどにかく汗
I袖い里箸にかく汗
さげ垢覆紐杏瑤陵廾によってかく汗

夏の夜は気温が高いため、他の季節に比べい硫糠性発汗に悩まされます。熱帯夜は200ml〜600ml、多い人は1リットルもの汗をかくことがあるのだとか。い隆世多い場合は、寝室の気温の調整で対応できますが、重要なのは,隆世覆里世噺淕先生。

「寝るためには、脳の温度を下げる必要があります。そのためにかくのが,隆澄これは、快眠には不可欠な汗なのです」(五味先生)

の汗をかかなければ、脳温が高いままでスムーズに入眠できません。例えば、入浴してすぐに寝るつもりでも、脳も含めて身体全体の温度が高い状態なので寝つくのに苦労します。夏はお風呂上がりにすぐエアコンの効いた部屋へ移動する人も多いと思いますが、そうしてしまうと汗腺が閉じて“必要な”汗をかけず、脳温が下がらないために寝つきが悪くなってしまうのだそう。

「脳温が高いまま寝ようとすると、身体が一生懸命温度を下げようとするので、余計にたくさん寝汗をかくことになります。入浴後、1時間ほど時間を置き、うちわや扇風機を使って自然に脳温を下げてから寝ると、,凌牡世肋なくなりますよ」(五味先生)

脳温を下げるには、外から冷やすことも効果的です。冷やしたタオルや保冷剤などを枕にして、入眠時に頭を冷やすと寝つきやすくなるそう。

ちなみに、五味先生いわく、ふかふかなベッドで寝ている人のほうが汗をかきやすいのだそう。

「身体には“半側発汗(はんそくはっかん)”という仕組みがあり、身体の一部が圧迫されていると、その反対側だけ汗をかくようになっています。例えば、背中側が圧迫されているならお腹側、左半身が圧迫されているなら右半身という具合です。蒸発しやすい方に汗をかくようになっているんですね。

しかし、柔らかい寝具だと身体があまり圧迫されないため、身体全体に汗をかいてしまいます。布団と接して蒸発しにくい面にもムダな汗をかいてしまうのです」(五味先生)

この働きを利用して敷布団を固めにし、上掛けは圧迫感がなく汗が蒸発しやすいものにすると、効率的に体温を下げられ、結果的に寝汗の量を抑えられるそう。「汗っかきの人はいわゆる“煎餅布団”のような固めの寝具を使うと、身体が圧迫されてムダな汗が少なくなります」(五味先生)


寝る前には必ず水分補給! 冷蔵庫には麦茶と牛乳を常備
眠っている間の汗が必要だということはわかりましたが、ただ汗をかくばかりでは、脱水症状になってしまう可能性も。だからといって、寝る前に水を飲み過ぎても夜中にトイレで起きてしまいそう…。どうするのが正解なのでしょう?

「まず、寝る前の水分補給は絶対に必要です。量の目安としては、喉の渇きが収まる量にプラス1、2口くらい。夜中にトイレで起きた時も、ひと口水分を補給して下さい。夜中にトイレに行きたくないからといってあまり水分をとらないと、脳梗塞や心筋梗塞につながる可能性もあります。また、朝起きたときもすぐに水分をとるようにしてください」(五味先生)

寝る前の水分はつい量をセーブしてしまいがちですが、脱水症状防止のためには飲んでも大丈夫そうですね。では、どんなものを飲めばいいのでしょうか。

「“汗をかく=スポーツドリンクを飲む”と思っている人が多いですが、それはビショビショになるほど汗をかいた場合の話です。寝る前に飲むなら、カフェインが少なく身体を自然に冷ましてくれる麦茶がよいでしょう。起きた時に飲むなら牛乳がおすすめ。

牛乳に含まれるアルギニンという成分が血管内の水分を増やしてくれるので、脱水対策には非常に効果的なんです。飲むなら牛乳瓶1本分(約200ml)くらいが目安です」(五味先生)朝の1杯はコーヒーという人も多いと思いますが、起き抜けの1杯は牛乳を飲む習慣をつけるとよさそうですね。


汗をかく人、かかない人の違いは◯◯の数!?
では、びっしょりと寝汗をかいてしまう人もいれば、まったくといっていいほどかかない人もいます。この違いは、何が影響しているのでしょうか。

「人間の汗腺は生まれつき約500万ありますが、そのうち実際に働いている“能動汗腺”は約半分の230万ほど。この能動汗腺の数により、汗のかきかたが変わってきます。能動汗腺は子どものころに汗をかくことで増えるのですが、最近は汗をかかせない親が多いため、能動汗腺が少ない子どもが増えてきているんです」(五味先生)

能動汗腺が少ないと、汗をかけないために身体の熱が発散できず、暑さに弱くなってしまうのだとか。部活中に熱中症になってしまう子どもが増えているのも、そうした背景が考えられるとのこと。

汗腺の機能が弱っていたり、汗腺が少ないことで暑さに弱くなると、寝ている間に熱中症になってしまうこともあります。しかし、五味先生は「汗腺の機能が弱っている人は、トレーニングで汗腺を鍛えれば、少しの汗でも体温の調整ができるようになり、汗のニオイも抑えられる」といいます。

教えてもらった汗腺トレーニングの方法はこちら。

●汗腺を鍛える入浴方法
(1)43〜44℃の熱めのお湯を浴槽の1/3から半分くらいためる。
(2)四つん這いになり、両手は肘から手先まで、両脚はひざから下までを10〜15分ほどお湯につけ、手足浴をする。
(3)手足浴が終わったら、ぬるま湯を足して浴槽のお湯を36度ほどにし、今度は普通に10〜15分ほど湯船につかる。

能動汗腺の数が少ない人は、「熱中症体質」とも言えます。こうした人は、体温調節がうまくできないため、エアコンを使わないと熱中症になってしまう危険が。「タイマー機能なども活用して、我慢せずにエアコンを使用するようにしてください」(五味先生)

毎日かいている汗がこんなに重要だったとは! 寝汗をかかないようにするのではなく、汗腺トレーニングなども取り入れて「よい寝汗」をかけるようになることが、気持よく寝るためには必要です。今年の夏は健康的に汗をかいて、ぐっすり眠りましょう!


監修:五味常明(五味クリニック 院長)


https://news.nifty.com/article/item/neta/12124-3741/


多汗症についての相談(回答内容別)
多汗症についての相談(質問内容別)

夏のニオイ対策の強い味方。ふき取りシートと制汗剤の上手な使い方とは?

気になる汗をストップするには?かいた汗の不快なニオイを最小限に抑えるには?体臭・多汗治療の第一人者としてTVや雑誌などで活躍する「五味クリニック」の五味常明院長に、おすすめのアイテムと使い方のコツを教えてもらった。

◆汗がニオイに変わる前に! ふき取りシートですっきり
汗が蒸れて細菌が繁殖し、酸化、分解されると「汗くささ」が発生してしまう。そこで、蒸れる前にふき取りするのが賢い対策法と言える。
「汗をふく際は、乾いたタオルだと水分だけを吸収して細菌を皮膚に残すこともあるので、適度な湿り気があるタオルやシートがおすすめです。ぬれタオルなどのほうが、べたつきも取れてさっぱりしますよ」

市販のシートなら、より手軽で便利! 資生堂の「エージーデオ24 クリアシャワー ラージシート」は、汗、べたつき、汚れに加え、ニオイ菌まですっきりオフ。シャワーを浴びたような爽快感ながら、潤いケアで快適な使い心地。また、花王の「ビオレ さらさらパウダーシート 薬用デオドラント(医薬部外品)」は、やぶれにくい厚手のシートで全身を清潔にし、ニオイを長時間ブロック。サラサラ感触も心地良い。

◆ワキ汗は、直塗り制汗剤でしっかりブロック!
汗をしっかり抑え、気になる汗ジミを未然に防止したいなら、肌への密着度が高い直塗りタイプを。ただし「体温調節にかかわりが薄く、汗を止めても大丈夫な脇の下と足だけに使用を。他の部位は、汗をかけなくなると体内に熱がこもり、熱中症になる危険が高まるので要注意」と五味院長。

シービックの「デオナチュレソフトストーンW」は、直塗りで汗を抑制。天然デオドラント成分、ミョウバンが高い抗菌作用を発揮する。ライオンの「Ban 汗ブロックロールオン プレミアムラベル」は、マイナスイオンポリマーとナノイオン制汗成分が肌に密着。汗ジミの原因になるワキ汗を、出る前に抑えてくれる。

夏のお出かけには、これらのアイテムをバッグに忍ばせて。自分の汗のニオイが気になったらこまめにケア、を習慣づけていこう。


http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160802-00010000-ourage-life


多汗症についての相談(回答内容別)
多汗症についての相談(質問内容別)

画期的な消臭法も登場!気になる「夏の汗&ニオイ」対策のお役立ちアイテム

自分で気づくようなら、まわりの人たちにも「におう」と思われているかも? お出かけ前や洗濯時に使えるおすすめのアイテムを、体臭・多汗治療の第一人者としてTVや雑誌などで活躍する「五味クリニック」の五味常明院長に教えてもらった。

◆「経衣類消臭」アイテムに注目!
「ニオイ分子は必ず衣類を通して空気中に放たれるため、衣類に消臭効果を持たせれば、まわりに不快なニオイを放散せずにすみます。体臭治療の分野でも提唱されている新しい消臭法です」

今注目されているのが、衣類にスプレーすることで、衣類の消臭はもちろん体から出るニオイ、外側から付着するニオイも消臭する経衣類消臭アイテムだという。ハーパーベンソンの「デオラボ イオンクリア」は、洗濯するまで約1週間ほど防臭効果が持続。ブーツや帽子、寝具などの消臭にも使える。また、昭和化学工業の「イオンダッシュ・ネオ」は、繊維に吸収されたイオンポリマーがニオイを分解消臭。体臭や外側から付着するタバコ臭などを消し去ってくれる。

◆洗濯用洗剤&柔軟剤の消臭効果も、ますますパワーアップ
「洗濯の段階で、衣類に消臭効果をプラスするのもおすすめです」

以前は、嫌なニオイにさらに強い香りをつけてニオイを隠すマスキングや、異なる種類の香りで打ち消す臭気中和が一般的だったが、今は、衣類についたニオイを根本から消臭・防臭する商品も登場している。P&Gの「レノアプラス 衣類の消臭専用 デオドラントビーズ グリーンミストの香り」は、洗剤と一緒に使う消臭専用ビーズで、パワー消臭。防臭効果が7日間持続するという日本初のテクノロジーを採用。同社の柔軟剤「レノア本格消臭 フレッシュグリーンの香り」は、消臭カプセル内の無臭化成分が、ニオイの原因を化学的に中和して無臭化。着用中についたニオイも本格消臭する効果を発揮するという。また、花王の「アタックNeo 抗菌EX Wパワー」は洗濯のたびにニオイ菌を抑え、着用と洗濯を繰り返すたびに蓄積する汗臭菌まで抑制。同じく花王の「ハミングファイン ヨーロピアンジャスミンソープの香り」は、汗のニオイはもちろん、汗による不快な衣類の張りつきまで防止。ふんわりサラサラの快適な着心地をキープしてくれる。

これらのアイテムを上手に活用して、いつでもにおわない自分でいたいものだ。

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160801-00010001-ourage-life


多汗症についての相談(回答内容別)
多汗症についての相談(質問内容別)

「普通の汗」「冷や汗」「脂汗」は全部同じ成分だった! 意外と知られていない、汗のメカニズム

 まだまだ暑い日が続く日本列島。汗っかきにとっては悩ましい季節だ。日中に外に出ようものなら、一瞬で汗だくになることも多い。噴き出る汗を何度も拭ううちにハンカチもびしょびしょになる。いっそ汗をかかない体がほしい――。そう思う人も少なくないだろう。
 しかし、汗の専門医として過去30年近くにわたって多くの患者を診てきた五味クリニック院長・五味常明氏は「汗は大いにかくべき」だと主張する。
 
「恒温動物であるヒトは、汗をかくことで体温調整をしているんです。もし汗をかかない体になると、代謝で発生した熱によって体温がどんどん上昇し、45℃前後で死に至ります」(同)
 
 五味先生によれば、汗の成分は99%以上が水。そこにわずかな量の塩分が含まれ、さらに微量なカリウム、マグネシウム、亜鉛、鉄、重炭酸イオンなどのミネラルや電解質が混じっているという。
 
「水に近ければ近いほど、体温調整の効率がよい汗です。よい汗の特徴はサラッとしていて、肌の上ですぐに乾く上に、におわないこと。逆に体温調整の効率が悪く、体に必要なミネラルを多く含むのが悪い汗で、ベトベトしている。舐めると、しょっぱかったり、酸っぱかったりします」

舐めて味がしたら、健康面で黄色信号なのだ。ところで、暑い時にかく汗のほかに、緊張した時にかく冷や汗や脂汗もある。これらも、同じ成分の「汗」なのだろうか?
 
「汗には、暑い時にかく温熱性発汗、緊張した時にかく緊張性発汗、ストレスを感じた時にかく精神性発汗、辛いものを食べた時にかく味覚性発汗の4種類があります。冷や汗や脂汗は緊張性発汗と精神性発汗に当たりますが、成分はどれも同じですね」
 
 どうやら、サラッとした「よい汗」をかくための体調管理に留意しつつ、暑い夏はあきらめて汗を拭き続けるしかないようだ。
「ちなみに、かいた汗は全部拭いちゃダメですよ。汗は皮膚上で蒸発することで体温を下げる働きを持っています。全部拭いてしまうと余計に多くの汗が出て、いつまでも止まらないことがあるんです」
 皮膚面は、常にしっとりとした状態に保つのがベストなんだそうだ。また、制汗剤はワキや足以外の場所に使用すると、熱中症の危険性が高まるそうなので、ご注意を。


http://woman.infoseek.co.jp/news/entertainment/cyzo_20160810_861231

多汗症についての相談(回答内容別)
多汗症についての相談(質問内容別)

いっぱいあそんで いっぱい汗をかこう

最近、汗をかかない子どもが急増している
赤ちゃんは汗っかき。プーンと強い汗の匂いがすると、『うちの子、体臭が強いのでは?』と心配になるお母さんもいるようです。乳幼児期はホルモン分泌の関係で一時的に汗の匂いが強くなる子がいますが、将来体臭が強くなったり、ワキガになったりするわけではありません。ただし最近気になるのは、汗をかかない子どもが増えていることです。人間は活動のエネルギーを、代謝をすることで作っています。その時に余分な熱が出るため、それを放出するための冷却装置となるのが汗です。車は冷却装置が壊れるとエンジンがオーバーヒートしますが、人間も同じです。

汗をかかない子どもは、低代謝になって低体温になりやすいのです。エアコンの利いた部屋にいて、汗をかくことに慣れていないと、体温調節は発達しないのです。 低体温の人は朝、体温を測ると35℃くらいですが、気温の上昇に伴い体温もグングン上がっていきます。その結果、暑い日に外出したり、エアコンの利いていない部屋にいたりするだけで、すぐに熱中症になることもあります。低代謝、冷え性、自律神軽失調症にもなりやすいのです。

健康な子どもの汗は、さらさらしていて無臭。いい汗をかける体作りが、健康的な子どもの体臭を作ります。汗の原料は血液ですから、ミネラルやアンモニア、尿素といった成分が含まれています。それを体内できれいにろ過して汗になっているのです。 しかし、汗をかき慣れていない子どもは、そのろ過機能が低下し、濃度が高くベタベタした、匂いの強い汗が出るようになります。

汗は匂いのもととばかりに、子ども時代から制汗剤に頼っていると、将来的に体臭を強くする原因にもなるようです。体臭は健康のバロメーター。体臭を消すことよりも、清潔に保ち、体調の変化を見逃さないことの方が大切です。

あたたかいまなざしで8月 197号(子育て支援センターあいりん)
http://airin-youji.jp/doc/manazashi.pdf

多汗症についての相談(回答内容別)
多汗症についての相談(質問内容別)

節電の夏を乗り切る!からだの上手なクールダウン

昨年に続き、今年も節電の夏がやってきます。もしも、観測史上最高を記録した2010年並みの猛暑がやってきたら…!? と考えてゾッとしている人も多いでしょう。そこで今回は“汗博士”として著名な五味常明先生に、現代の日本人の身体と熱中症対策について教えてもらいました。

節電モードで熱中症が急増!?
汗が嫌いという女性が多いですが、汗をかくのは身体の重要なメカニズム。人類の進化の賜物なのです。
汗が嫌いという女性が多いですが、汗をかくのは身体の重要なメカニズム。人類の進化の賜物なのです。 昨年夏、例年にない一斉節電を試みた多くのオフィスでは、暑さにぐったりで仕事が進まない、汗がベトベトして不快、など苦悩の声が。これは、現代の日本人がエアコン依存で暮らしてきた証拠です。移動中を含め行く先々すべてに冷房がきいた生活に慣れてしまうと、上手に汗をかけなくなります。現代人の集中力が落ちるのは、暑いと感じても上手に汗をかけず体温を下げれなくなってしまったから。 。塩分の多いベトベト汗は、汗の出口である汗腺の機能低下によるものです。上手に汗をかけないと必要なミネラルを失い、体温の上昇に耐えられなくなって人間は倒れてしまいます。これが熱中症です。
「絶対クーラーをつけないぞ!」は絶対ダメ
いきなり極端な節電モードに切り替えるのは非常に危険です。我慢しすぎて自覚症状を見過ごせば、熱中症で怖い思いをすることに。日本には四季があり、冬と夏では活動している汗腺の数が違います。梅雨の時期から半身浴や軽い運動などで汗をかき、身体中の汗腺を目覚めさせて準備を。そのうえで必要ならクーラーも活用し、徐々に設定温度を上げたり時間を短くして、クーラーから卒業できるとよいでしょう。


炎天下じゃなくても気絶する!? 熱中症のおもな症状
以前は炎天下で起きるとされていましたが、現在では室内熱中症が知られています。軽度ならすぐ回復しますが、特に高齢者は「睡眠時熱中症」という脳梗塞に似た熱射病で亡くなることも。このように熱中症には3つの段階があり、水分とミネラルが不足することで始まります。順に重症度が高く、意識を失うほどの症状になれば最も重篤で、命の危険さえあるのです。


水分補給は「のどが渇いてから」では間に合わない!
体温が上がれば、身体は熱を下げようと汗をかきます。汗腺機能が低下していれば、室内でも成分濃度の濃い汗を大量放出。汗は蒸発して気化熱で体温を下げるため、濃度が濃いと多量の汗を要します。このとき水分とミネラルが一緒に失われるため、汗をかいた後はミネラルを含んだスポーツドリンクが最適です。水なら塩分とともに摂取を。

なお、のどが渇いた時が身体の水分不足時とは限りません。よって、こまめに水分補給を。汗をかいたら飲む。真夏の外出では20〜30分おきに習慣的に飲む。がぶ飲みは逆効果なので少量ずつ飲む。この水分補給が熱中症を予防します。

「脳」を冷やして、不眠と睡眠時熱中症をダブル予防
快眠を左右するのが入浴後の発汗です。入浴後、クーラーで急激に冷やすと、皮膚の温度センサーが勘違いして途中で汗を止めてしまいます。このとき、熱いままにされるのは「脳」。人間は体温を下げながら眠りに入りますが、熱いままの脳はなかなか眠れません。もっと汗を出せと命令し、いつまでも寝汗が止まらず、ますます不快になるのです。このまま脱水症状になり、内臓を守るために発汗が止まってしまうと睡眠時熱中症に。

対処法は脳を冷やすことです。入浴後の発汗はうちわや扇風機でなるべく自然に体温を下げます。汗が完全に引いてから服を着ましょう。寝苦しいときは、氷まくらや冷却シートで脳をやさしく冷やすと効果的です。寝入りばなの発汗は自然なことなので、汗が蒸発しやすいゆったりした衣服や寝具がよいでしょう。


「一気に冷やす」が脳には逆効果
「急激な温度変化を避ける」ことも熱中症の大切な予防法です。まず、移動後や入浴後など、体温の上がっているときに「クーラーで急激に身体を冷やす」「ギンギンに冷えたビールや氷の入った飲み物を飲む」このふたつを避けましょう。

脳の適温は内臓よりも低い37度前後です。脳がまだ熱いのに発汗をピタリと止めてしまうのが、急激な温度変化。さらにまたすぐ屋外に出ると、脳の命令と皮膚のセンサーが両方反応して大量の汗をかき熱中症の危険がさらに高まります。この大量の汗は成分濃度が濃く、ダラダラと流れて蒸発しにくい「悪い汗」です。逆に「よい汗」は、サラサラですぐ蒸発して、少量で効率的に体温を下げます。

よい汗 悪い汗
汗の役割は蒸発です。99%が水ですが、残りの成分は血液とほぼ同じ。血液にはミネラルをはじめ塩化ナトリウム、乳酸や尿素などの老廃物、アンモニウムなどが混じっています。汗腺は、水分をろ過してほかの成分を血液に戻し、残りを汗として外に出します。上手に汗をかけるということは、汗腺の質がよいということです。汗腺を使っていなければ、ろ過の機能がすぐ落ちてしまうもの。このようにして、エアコン依存の現代人は「悪い汗」ばかりかくようになったのです。

「脳」を意識して身体を冷やす
すべての場所を急激に冷やし、涼しい場所で脚を高くして寝かせ、水分を与えましょう。
脳細胞は熱に弱いため、いちばん大事な脳にダメージを与えてしまうのが熱中症。仕事の外回りや通勤途中に倒れてしまわないよう、効果的に冷やす場所を覚えましょう。次のような症状があれば、脳に近い「おでこ」「首」、そして「脇」を集中的に冷やします。

この場合は、応急処置なので、急激に冷やしてもかまいません。数分で症状が進んでしまう場合もあるので、とにかく脳を守りましょう。水分補給もお忘れなく。周囲の人が倒れたときは、イラストのすべての場所を急激に冷やし、涼しい場所で脚を高くして寝かせ、水分を与えましょう。意識がなければ即救急車を呼びましょう。

快適さを求めて冷やすなら
発汗を止めてしまう急激な温度変化は避けたいので、やさしく冷やすのが基本です。「手首」を流水にあてるなど、冷やしやすい場所から冷やしましょう。「おでこ」「首」「脇」などは、脳に近く、うちわであおぐにはもってこいのスポット。脳に近い場所は、濡らして絞ったハンカチをあてたり、水で冷たくなるスカーフなどでやさしく冷やして。冷却シートや布を巻いた保冷剤も有効です。仕事中に服に汗が沁みて困るときは、衣類の上から使う冷却スプレーなどが便利でしょう。抗菌効果を備えたタイプも多くあります。


簡単にできる汗診断で熱中症対策
熱中症は梅雨明けの急に暑くなる頃が最も多いとされるので、私は梅雨時期の汗腺トレーニングをおすすめしています。汗が嫌だという女性は多いですが、よい汗はすぐ蒸発してにおわないので安心してください。また、過ごしやすいうちに自分の汗をなめてみて、味で基準を知るのも熱中症対策には有効です。どのくらいしょっぱいかで、よい汗か悪い汗か判断できちゃいますよ。簡単でしょう?


アイリス暮らし便利ナビ
 https://www.iris-kurashi.com/health/health/Heat-illness/

多汗症についての相談(回答内容別)
多汗症についての相談(質問内容別)

夏の汗&ニオイ対策には、たっぷりの「発汗」が大切、という事実

◆夜の入浴でたっぷり発汗。血行促進でニオイの元を軽減

毎日できる対策として、習慣づけたいのが入浴。ゆっくりと湯船につかって血行を促し、日中、体内にたまった疲労物質の乳酸を減らすことで、汗に含まれるアンモニアも減少する。このとき、湯船にはコップ1杯の酢を入れるのがおすすめだと五味さんは言う。

「酢に含まれるクエン酸には殺菌作用があり、皮膚を弱酸性に保って雑菌の繁殖を予防します。アンモニアなども抑えられるので、加齢臭対策にもなります。湯船につかれない場合は、両手両足を熱めのお湯に10〜15分つけるのもいいですね。汗をたっぷりかき、多汗の予防になります」

◆食生活の工夫で体の中からニオイを撃退

体のニオイと食生活には深いかかわりがある、と五味さん。加齢臭を予防するには、元になる活性酸素を抑えるビタミンCやE、カロテンなどのポリフェノールを豊富に含む抗酸化食品がおすすめだという。積極的に摂りたいのは緑黄色野菜や果物。また、それ自体に消臭&ニオイ抑制効果や抗酸化作用がある海藻類もおすすめ。口臭予防には、口内の雑菌の繁殖を抑制するカテキンやクエン酸が有効なので、緑茶やウーロン茶、梅干しがいいそうだ。

「腸の健康が見直されていますが、腸にいいものは、全部ニオイ対策にもいいです。腸内バランスを整える3本柱、食物繊維、乳酸菌、オリゴ糖はニオイ予防にも貢献してくれます」

たとえば消臭効果もある緑茶に梅干しを加えた梅干し茶を飲んだり、ビタミンCを多く含む小松菜や、ビタミンEを含有するアスパラガスなどの緑黄色野菜、海藻類を毎日の食生活に取り入れたり。内側からの体臭改善も、夏のニオイ対策に有効だ。



OurAge
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160730-00010001-ourage-life


 

多汗症についての相談(回答内容別)
多汗症についての相談(質問内容別)

「におう汗」と「におわない汗」。上手に対策して、夏を乗り切ろう!

私たちの体には全身に何百万もの汗腺があり、発汗によって体温調節が行われている。実は、汗そのものにはほとんどニオイがないといわれているが、夏は特に「汗くささ」をはじめ、体のあちこちのニオイが気になる人も多いのではないだろうか。

「全身からまんべんなく、じんわりとかく汗は、サラサラで水に近く、においません。しかし、汗で蒸れ、皮膚にすむ常在菌が、皮脂や垢を栄養分として繁殖すると、嫌なニオイを発生させます」とは、「五味クリニック」の五味常明院長。体臭多汗研究所を設立し、五味式のワキガ治療法を確立。体臭・多汗治療の第一人者として、TVや雑誌など各メディアで活躍する、体臭のスペシャリストである。

「一方、ドッと出る汗はねばねばした濃度の高い汗で、アンモニアや乳酸などが含まれるため、ニオイが強くなります。ドッと出る汗には緊張による精神性発汗と部分汗があり、更年期のホットフラッシュによる発汗は、首から上の一部の汗腺しか使わない部分汗です」

そんな汗の対策には、制汗剤を用いたり、汗をかいたらすぐにふくことが有効、と五味院長。また、汗腺の機能を高め、全身から汗をかけるようにすることも重要だという。

「汗腺は使えば使うほど機能が高まり、使わないでいると弱まります。特に40歳を過ぎると、労働汗腺という働く汗腺が減ってくるので、有酸素運動や入浴などによる汗腺トレーニングで、全身の汗腺機能を高めましょう。さらに抗酸化食品を積極的に摂取したり、腸内環境を整えることも、ニオイ対策につながります」

体質、食生活やストレス、加齢にも影響されて、気になる体のニオイも変わってくる。まずは自分の気になるニオイの原因と対策を知り、上手につき合っていくこと。今すぐできる手軽な対策で、高温多湿の日本の夏を快適に、爽やかに乗りきりたいものだ。

OurAge
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160727-00010000-ourage-life
 

多汗症についての相談(回答内容別)
多汗症についての相談(質問内容別)

「何かにおう…」もしや自分から発してない?夏の汗&ニオイに注意!

「汗とニオイ」が気になる高温多湿な夏。体臭・多汗治療の第一人者「五味クリニック」の五味常明院長に、部位別の原因と対策を聞いてみた。

◆頭皮  皮脂が多く、頭皮の角質でもあるフケが細菌の繁殖を促し、ニオイの元に。緊張でドッと発汗しやすい部分なので、蒸れないよう注意。

◆額  汗腺の密度が高いため、汗をかきやすい部位。緊張による精神性発汗も少なくないため、汗防止には気持ちにゆとりを持つことも大事。

◆首の後ろ  皮脂の分泌が活発で、アラフィフ世代になるとホットフラッシュでドッと汗をかきやすいのが首の後ろ。濃度の高いねばねばの汗はニオイも強めなので、なるべく早めにふき取るように。加齢臭にも気をつけたい場所。

◆胸  汗腺が多いため、意外と汗っかきな胸元。ワキガ臭を発生させる「アポクリン腺」が乳輪にあるため、嫌なニオイが気になることも。

◆脇の下  汗腺が多く、全身にあるエクリン腺と、脇の下など限られた場所にあるアポクリン腺もあり、いろいろなニオイが複合的に発生。

◆手のひら  緊張で手のひらにびっしょり汗をかいてしまう、精神性多汗に悩む人も。気にすると余計に発汗してしまうため、開き直ることも大切。

◆デリケートゾーン  汗をかきやすい部分なので、生理中はもちろん、下着やストッキングで締めつけると、蒸れてニオイが強くなることも。夏は要注意。

◆足の裏  足の裏には、背中の5〜10倍も汗腺が集中しているため、とても汗っかき。しかも厚い角質が垢となり、細菌が繁殖する温床に。洗ってもニオイが消えない場合は、血行不良、むくみによる疲労臭などが原因かも。

OurAge 7月26日(火)15時25分配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160726-00010001-ourage-life

 

多汗症についての相談(回答内容別)
多汗症についての相談(質問内容別)

寝るためには汗をかけ! 夏の寝汗が睡眠にもたらすスゴイ効果

寝苦しい夏の夜。「汗の不快感で目が覚めた」「起きたら汗でびっしょりだった」ということもあるのでは? 夏の不快な寝汗を最小限に留めるにはどうしたらよいのでしょうか? 五味クリニック院長で体臭・多汗研究所所長も務める、五味常明先生に伺いました。

季節にかかわらず、人間は寝る間に汗をかく!

五味先生によれば、睡眠時の汗は下記の4種類に分けられるそう。
 
/夏りばなにかく汗
¬瓦鮓ているときなどにかく汗
I袖い里箸にかく汗
さげ垢覆紐杏瑤陵廾によってかく汗
 
夏の夜は気温が高いため、他の季節に比べい硫糠性発汗に悩まされます。熱帯夜は200ml〜600ml、多い人は1リットルもの汗をかくことがあるのだとか。い隆世多い場合は、寝室の気温の調整で対応できますが、重要なのは,隆世覆里世噺淕先生。
 
「寝るためには、脳の温度を下げる必要があります。そのためにかくのが,隆澄これは、快眠には不可欠な汗なのです」(五味先生)
 
の汗をかかなければ、脳温が高いままでスムーズに入眠できません。例えば、入浴してすぐに寝るつもりでも、脳も含めて身体全体の温度が高い状態なので寝つくのに苦労します。夏はお風呂上がりにすぐエアコンの効いた部屋へ移動する人も多いと思いますが、そうしてしまうと汗腺が閉じて“必要な”汗をかけず、脳温が下がらないために寝つきが悪くなってしまうのだそう。
 
「脳温が高いまま寝ようとすると、身体が一生懸命温度を下げようとするので、余計にたくさん寝汗をかくことになります。入浴後、1時間ほど時間を置き、うちわや扇風機を使って自然に脳温を下げてから寝ると、,凌牡世肋なくなりますよ」(五味先生)
 
脳温を下げるには、外から冷やすことも効果的です。冷やしたタオルや保冷剤などを枕にして、入眠時に頭を冷やすと寝つきやすくなるそう。
 
ちなみに、五味先生いわく、ふかふかなベッドで寝ている人のほうが汗をかきやすいのだそう。
 
「身体には“半側発汗(はんそくはっかん)”という仕組みがあり、身体の一部が圧迫されていると、その反対側だけ汗をかくようになっています。例えば、背中側が圧迫されているならお腹側、左半身が圧迫されているなら右半身という具合です。蒸発しやすい方に汗をかくようになっているんですね。しかし、柔らかい寝具だと身体があまり圧迫されないため、身体全体に汗をかいてしまいます。布団と接して蒸発しにくい面にもムダな汗をかいてしまうのです」(五味先生)
 
この働きを利用して敷布団を固めにし、上掛けは圧迫感がなく汗が蒸発しやすいものにすると、効率的に体温を下げられ、結果的に寝汗の量を抑えられるそう。
 
「汗っかきの人はいわゆる“煎餅布団”のような固めの寝具を使うと、身体が圧迫されてムダな汗が少なくなります」(五味先生)

寝る前には必ず水分補給! 冷蔵庫には麦茶と牛乳を常備

眠っている間の汗が必要だということはわかりましたが、ただ汗をかくばかりでは、脱水症状になってしまう可能性も。だからといって、寝る前に水を飲み過ぎても夜中にトイレで起きてしまいそう…。どうするのが正解なのでしょう?
 
「まず、寝る前の水分補給は絶対に必要です。量の目安としては、喉の渇きが収まる量にプラス1、2口くらい。夜中にトイレで起きた時も、ひと口水分を補給して下さい。夜中にトイレに行きたくないからといってあまり水分をとらないと、脳梗塞や心筋梗塞につながる可能性もあります。また、朝起きたときもすぐに水分をとるようにしてください」(五味先生)
 
寝る前の水分はつい量をセーブしてしまいがちですが、脱水症状防止のためには飲んでも大丈夫そうですね。では、どんなものを飲めばいいのでしょうか。
 
「“汗をかく=スポーツドリンクを飲む”と思っている人が多いですが、それはビショビショになるほど汗をかいた場合の話です。寝る前に飲むなら、カフェインが少なく身体を自然に冷ましてくれる麦茶がよいでしょう。起きた時に飲むなら牛乳がおすすめ。牛乳に含まれるアルギニンという成分が血管内の水分を増やしてくれるので、脱水対策には非常に効果的なんです。飲むなら牛乳瓶1本分(約200ml)くらいが目安です」(五味先生)
 
朝の1杯はコーヒーという人も多いと思いますが、起き抜けの1杯は牛乳を飲む習慣をつけるとよさそうですね。

汗をかく人、かかない人の違いは◯◯の数!?

では、びっしょりと寝汗をかいてしまう人もいれば、まったくといっていいほどかかない人もいます。この違いは、何が影響しているのでしょうか。
 
「人間の汗腺は生まれつき約500万ありますが、そのうち実際に働いている“能動汗腺”は約半分の230万ほど。この能動汗腺の数により、汗のかきかたが変わってきます。能動汗腺は子どものころに汗をかくことで増えるのですが、最近は汗をかかせない親が多いため、能動汗腺が少ない子どもが増えてきているんです」(五味先生)
 
能動汗腺が少ないと、汗をかけないために身体の熱が発散できず、暑さに弱くなってしまうのだとか。部活中に熱中症になってしまう子どもが増えているのも、そうした背景が考えられるとのこと。
 
汗腺の機能が弱っていたり、汗腺が少ないことで暑さに弱くなると、寝ている間に熱中症になってしまうこともあります。しかし、五味先生は「汗腺の機能が弱っている人は、トレーニングで汗腺を鍛えれば、少しの汗でも体温の調整ができるようになり、汗のニオイも抑えられる」といいます。
 
教えてもらった汗腺トレーニングの方法はこちら。
 
●汗腺を鍛える入浴方法
(1)43〜44℃の熱めのお湯を浴槽の1/3から半分くらいためる。
(2)四つん這いになり、両手は肘から手先まで、両脚はひざから下までを10〜15分ほどお湯につけ、手足浴をする。
(3)手足浴が終わったら、ぬるま湯を足して浴槽のお湯を36度ほどにし、今度は普通に10〜15分ほど湯船につかる。
 
能動汗腺の数が少ない人は、「熱中症体質」とも言えます。こうした人は、体温調節がうまくできないため、エアコンを使わないと熱中症になってしまう危険が。
 
「タイマー機能なども活用して、我慢せずにエアコンを使用するようにしてください」(五味先生)
 
毎日かいている汗がこんなに重要だったとは! 寝汗をかかないようにするのではなく、汗腺トレーニングなども取り入れて「よい寝汗」をかけるようになることが、気持よく寝るためには必要です。今年の夏は健康的に汗をかいて、ぐっすり眠りましょう!
 
監修:五味常明(五味クリニック 院長) 


フミナーズ
http://fuminners.jp/newsranking/4206/


多汗症についての相談(回答内容別)
多汗症についての相談(質問内容別)

『汗』について知っておきたいことを、専門家の方に聞いてきました

現代人はなぜ汗をかかなくなった?

——先生が汗の専門家になったきっかけは何だったのでしょうか?

開業したのは30年ほど前です。当時は高度経済成長が終わって人々の生活は豊かになり、個人主義の時代へと変化していました。個室を与えられたり一人っ子が増えたりしたことで、人々は他人のにおいに敏感になり、体臭を否定するようになったのです。また、O-175など食中毒事件もあり清潔志向が進み、社会全体が「におい」を嫌うようになりました。

においを気にする社会になってきて、私は「自分がにおっている」という妄想を精神科で研究する一方、ワキガなどの原因がある場合は外科手術で解決していました。つまり、においの悩みには精神的な治療と外科的な治療の2通りの対処があったんです。そこで整形外科と精神科を組み合わせて心療外科と呼び、においの治療をしてきました。開業当時はにおいの専門家は他にいなかったのではないでしょうか。

そして、においは汗と密接な関係があります。汗をよくかくと当然においも強くなるので、汗の研究を始めました。

−—なぜ人間は汗をかくのですか?

汗をかく一番の目的は体温調節です。ほかの動物も舌を出したり、水浴びをしたりして体温を調節していますよね。体に熱がこもったときに汗をかいて気化熱を発散させ、体温を下げることが汗の役割です。

体のなかでも一番熱がこもりやすいのは脳なのですが、脳細胞は温度変化や熱にとても弱いんです。風邪をひいて体温が1〜2度上がっただけでも、頭がボーッとしてフラフラになってしまうのはそのため。そこで人間は、体温の上昇を抑え、脳を守るために汗をかくよう進化しました。人間の平熱である36〜37度というのは、実は脳にとって最適な温度なのです。

 

「良い汗」と「悪い汗」の違い

−—汗には「良い汗」と「悪い汗」があるとのことですが。

汗の原料が血液なのはご存知ですか?

汗腺は血液中の水分やナトリウム、マグネシウムなどのミネラルを取り込み、汗として分泌します。これらの成分は汗腺でろ過され再び体内に吸収され、再吸収されたミネラルは代謝などに使われます。汗を分泌することのみが汗腺の機能だと思われがちですが、この循環こそが汗腺の大事な役割なのです。

しかし、緊張して「急にドッと出る汗」などは循環が追いつかないため、代謝に必要なミネラルが放出されてしまいます。そのうえ、乳酸やアンモニアなど匂いのもとになる成分もたくさん含まれているため、ベタベタした濃度の濃い臭い汗になってしまう。これが「悪い汗」です。

悪い汗はただ臭いだけでなく、代謝に必要なミネラルが失われてしまうので、悪い汗ばかりかいていると、かえって太りやすい体質になってしまいます。

——悪い汗が出る原因はなんですか?

運動不足の人は汗腺が弱く、循環させる機能が弱いので悪い汗になってしまいがちです。ですから、よく運動をしているスポーツ選手よりも、事務仕事をしている人の方が、汗が臭いんですよ。

太っている人は「汗かき」の印象がありますが、太っている人は汗腺の機能とは別に、脂肪による要因が大きいです。脂肪は断熱材の機能を果たすので、暑い時も熱が体内に溜まり体温は上がる一方。普通の体型の人は自然と熱が発散されていくんですが、太っている人は脂肪のおかげで熱が逃げず、体温を調節するために多くの汗を一度にドッとかかないといけません。これも先ほどと同様に、濃度の濃い悪い汗です。さらに太っている人は、少し動いただけでも熱が上がってしまい体がしんどくなるので、できれば動きたくないはず。動かないから太ってしまう、という悪循環に陥ってしまうんですね。

 

良い汗は体の自然治癒力を高めてくれる



——反対に、「良い汗」とはどのような汗ですか?

日本人の汗腺はおよそ300〜500万個あるのですが、汗をかく能動汗腺と休んでいる休眠汗腺の2種類があります。能動汗腺が多いと循環が良いので、汗も臭くなくサラサラしています。これが「良い汗」ですね。

能動汗腺の数は子どもの頃にどれくらい汗をかいたかによって変わってきます。赤ちゃんの頃からエアコンがある環境が当たり前ですと、能動汗腺はどんどん少なくなってしまいます。すると汗が上手にかけないため、熱が体内に溜まりやすくなってしまう。実は、これが近年熱中症の症状が増えている原因です。

汗腺機能は、運動に影響しています。スポーツ選手でも能動汗腺が足りないために熱中症になりやすく、トレーニングのメニューを調整しなくてはいけない人が増えているため、これは深刻な問題です。能動汗腺は大人になってから増やすことは難しいので、子どもの頃から外で遊ばせて汗をかかせることが大事です。

——良い汗をかくと、どんないいことがあるのでしょうか?

じっくり時間をかけて体を芯から温めてかいた汗は、必要最小限の汗なので大切なミネラルが喪失されません。水に近くサラサラしているので、舐めてもしょっぱくないのが特徴です。

こうした良い汗には、免疫グロブリンのIgAが含まれています。能動汗腺がうまく働かず夏に汗をかいていないと、冬に風邪を引きやすいのは、この免疫グロブリンがうまく分泌されないためではないかと私は考えています。

能動汗腺が衰えて汗のかけなくなった現代人にとっては、良い汗をかくことは体の自然治癒力が高めてくれる健康法の一種といえるでしょう。さらに良い汗をかくと、汗が皮脂と混ざり合って、肌をしっとりさせる美肌効果もあるんですよ。



半身浴や岩盤浴で良い汗がかける理由

——良い汗を出すためにはどうすればいいですか?

「におうからイヤ」といって汗をかかないと汗腺が少なくなって濃度の濃い悪い汗になり、ますます臭い汗になります。ですから日常生活のなかで、ドンドン汗をかいたほうがいいですね。

生活習慣によってはすぐに汗をかくことは難しいと思うので、私は積極的に汗をかく「汗腺トレーニング」を提唱しています。例えばシャワーだけではなく半身浴をしたり、岩盤浴に行くのも良いでしょう。特に岩盤浴は皮膚を急速に温めるのではなく、遠赤外線が身体の深部を温めるので、ゆっくりじっくり分泌される良い汗がかけます。また遠赤外線には殺菌作用もあるため、岩盤浴でかいた汗は洗い流さないほうが良いんですよ。

ただ、汗はかくだけではなく蒸発することで気化熱を下げます。例えば全身浴は汗が蒸発しないため、体温が下がらず熱がこもってしまうので注意してください。また、サウナに入っても、出たあとに冷水で表面(皮膚)を冷やしてしまうと、汗がかけず体内に熱がこもってしまうため、汗腺機能の面から見ると意味がありません。

冒頭に申し上げたように、脳のためには体内の熱を逃さないといけないのですが、熱を逃す唯一の方法が汗をかくことです。脳の機能を維持するために大切なのは頭寒足熱、あるいは頭寒内熱ともいえますね。内臓は37度だと実は寒いので、温めたほうが良いんです。内臓の温度を1℃上げると免疫力が30%アップするというデータもあります。ですから脳以外は温めて、脳だけは冷やす、ということを心がけてください。

手のひらやワキなど局所に汗をかきすぎる多汗症に悩む人は日々増えていますが、汗を「うまくかけない」ことはもっと重大な問題をもたらします。熱中症も脳障害の一種ですし、冷房病をはじめ、自律神経失調等さまざまな病気すべてが、汗のかき方に関係しているんですよ。



healthy living 未来の健康を手に入れる より

http://healthy-living.jp/2800

多汗症についての相談(回答内容別)
多汗症についての相談(質問内容別)

今から知っておきたい。夏でもお風呂上りにサッパリ過ごす5つのワザ

気温が上がるほどお風呂に入るのが億劫になってしまいますが、1日の疲れをとるためにも、美容のためにも、シャワーで済ませずしっかりと湯船につかりたいものです。そこで今回は、お風呂上りをサッパリ爽快にしてくれる5つのワザを紹介します。


ぬるめの半身浴で汗を軽減

せっかくお風呂で汗を流したのに、お風呂上りにまたすぐ汗をかいてしまうのが、暑い季節の難点。でも、お風呂の入り方をちょっと工夫するだけで、湯上りの汗は軽減できるんです。まず、お湯は体温よりやや高めの37〜38℃に設定しましょう。肩までお湯につかると体が温まりすぎてしまい、お風呂から上がった後に余計に汗が出てしまうので、半身浴がオススメです。これだけで、いつもより湯上がりがサッパリするはず。

    

ハッカ油でお風呂上がりもスースー涼しく

スーッとした香りと独特な清涼感が人気の「ハッカ油」。ドラッグストアなどでも購入できるため、近年夏になると注目が集まるアイテムです。このハッカ油を湯船に3〜5滴入れ、しっかりとかき混ぜてから入浴すれば、爽やかな香りの効果で涼しく感じられます。また、お風呂上りは、体もスーッとした清涼感があるので、湯上りに暑さを感じにくくとっても快適。入れすぎると刺激を感じたりすることもあるので、最初は少なめの量から試してくださいね。

   

重曹風呂で汗のにおいを予防

女性にとっても夏場の気になることといえば、汗のにおい。これを解消してくれるアイテムが「重曹」です。重曹を大さじ2〜3杯程度、入浴剤代わりに湯船に入れてみましょう。重曹はアルカリ性で、体臭の原因である酸性物質を中和し、においのない体に近づけてくれるといわれています。また、重曹風呂に入ったあとは、シャワーでしっかり洗い流して、忘れず保湿を行いましょう。


※以下略


サントリーのサイトより
2016/6/14

http://www.suntory.co.jp/enjoy/harenavi/topic/curation/004899.html


多汗症についての相談(回答内容別)
多汗症についての相談(質問内容別)

専門医直伝!「汗腺トレーニング」で汗&ニオイ問題を解決

だんだんと暑くなってきて、汗ばむようになってきました。特に汗っかきさんには、ツラい季節ですよね。汗でメイクは崩れるし、ニオイも気になるし…。そこで、今回は夏が来る前にできる汗対策をご紹介します。

汗腺を鍛えて、汗の量をコントロール

人間は汗をかくことで、体温を調節し、上昇していく熱から身体を守っています。なので、悩ましい汗は、必要不可欠なこと。とはいえ、できるだけ汗の量&ニオイは抑えたいところ…。そこでオススメしたいのが、汗腺トレーニング。汗腺を鍛えることで、少量の発汗でも体温の調節ができるようになるため、汗の量はもちろんニオイも改善できますよ。

汗腺を鍛える!「手足高温浴」のやり方

43〜44℃の熱めのお湯を浴槽に少なめにはる。
四つん這いになり、両手のひじから先と両足のひざから下を10〜15分浸かる。
POINT 

手足高温浴の後は、湯船に水を足して37〜38℃のぬるま湯で半身浴をするとより効果的。

入浴後のクールダウンもお忘れなく!

入浴後にクールダウンをすることで汗腺機能がさらにアップしますよ。正しいクールダウンの方法をマスターしましょう!

入浴後のクールダウン3か条

✔クーラーなどにあたらず、ゆっくり汗をかきながら体温を自然に下げる。
✔タオルで軽くおさえるように身体の汗をふく。肌に湿り気を残す程度が◎。
✔すぐに服を着ず、汗が収まるのを待ってから身体が冷える前に着る。

忙しくて時間がない、暑いし面倒くさい…とお風呂に浸からず毎日シャワーだけになるのはNG。汗腺トレーニングで、気になる汗を解決しましょう。


「レアルタ」より
http://lealta.jp/sweat-glands-training/

多汗症についての相談(回答内容別)
多汗症についての相談(質問内容別)

汗のにおいを抑えるセルフケア ハンドメイド制汗剤は安全で経済的

Q 汗かきなので、汗のにおいが気になります。市販のデオドラント製品を使っていますが、皮膚が弱いので、時々かゆくなることがあります。デオドラント製品を選ぶときに、注意することは何でしょうか。(45歳・男性)

A 汗のにおいなどの体臭を抑えるデオドラント製品は、においを抑えるデオドラント剤(消臭剤)と汗を抑える制汗剤に大別され、両方の効果を持つものは制汗消臭剤と呼ばれます。汗や汗臭さの対策なら、塩化アルミニウムなど、制汗効果の高い成分を含む製品を選ぶとよいでしょう。
 制汗剤を使う際の注意点としては、原則としてわきと足のみに使用し、体全体に塗らないようにしましょう。制汗剤を体全体に塗布すると、発汗による体温調節機構が働かなくなり、熱中症のリスクが高まります。
 なお、制汗剤などを長期に使用すると、湿疹やかぶれ、色素沈着などの原因になることがあるので注意しましょう。また、消臭剤には、雑菌の繁殖を抑える抗菌薬が配合されていることが多く、長期間使用すると正常な常在菌のバランスが崩れる可能性があります。安全な制汗消臭剤は、ミョウバン(*1)や重曹などを使って自分で作れます。

続きはこちらを御覧下さい。

日経グッデイ 専門医に聞く
http://gooday.nikkei.co.jp/atcldr/column/16/061300024/061300004/


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汗かき体質は治せる!? 「異常な汗」への対処法

汗かき体質は治せる!?「異常な汗」への対処法
自律神経をコントロールして「精神性発汗」を抑える

Q 子どものころから汗かきで、夏になると髪の毛がベタベタになるぐらい、滝のように汗が流れます。人前に出て緊張すると特にひどく、臭いも気になります。汗かき体質は治せるのでしょうか。(35歳・男性)
 
A 汗を分泌するエクリン腺は人間のほぼ全身に満遍なくありますが、密度が濃い所と薄い所があり、顔面や頭部は、比較的エクリン腺の多い場所です。顔面や頭部の汗に対しては、わきの下に使う制汗剤は使用できず、手術や神経ブロックのような治療法も開発されていません。緊張時の異常な汗は、心の不安を取り除くことで改善することが多く、そのためには精神療法、自律神経をコントロールする自律訓練法、呼吸法、運動療法、薬物療法など様々な治療法があります。太っていると汗をかきやすいので、肥満の人であればダイエットも有効です。これらの治療法は、どれも根気と時間がかかります。


日経グッデイ 専門医に聞く より
続きはこちらを御覧下さい。
http://gooday.nikkei.co.jp/atcldr/column/16/061300024/061300001/

 

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汗が熟睡を生む!? 睡眠の質を高める上手な汗のかき方

起きたら寝汗でびっしょり……。そんな経験があったら、睡眠の質が低下しているサインかも。「良い睡眠は“良い汗”から生まれる」と話すのは、体臭・発汗の研究に長年携わる「五味クリニック」院長・五味常明先生。汗のかき方が睡眠の質に関わるとは、どういうことなのでしょうか!?
人が眠れるのは汗のおかげだった!?
 
五味先生によると「睡眠中の汗は脳の温度を下げる役割がある」そう。
 
「ビジネスパーソンの多くは日中頭をフル稼働しているため、夜になっても脳が熱を帯びた状態。放っておくと脳がヒートアップして正常に機能できなくなり、いざ寝ようとしてもなかなか寝つけなくなります。そこで、人は汗をかいて脳の温度を冷まそうとするのです」
 
五味先生によると、脳の温度(脳温)を下げる唯一の方法が、汗をかくことなのだとか。
 
「人は、寝入りばなの深い睡眠時に一気に発汗して脳温を下げようとします。このときの汗はほぼ水分で、サラッとしており、温度調節に適した“良い汗”です。起きる間際などのレム睡眠中は、本来脳温が下がった状態でほとんど発汗しないため、しっかり熟睡できている場合は、汗が引いてすっきりした状態で目覚めることができるのです」
 
しかし、なかには「寝汗で目が覚める」という人も多いはず。
 
「ストレスなどで心身に疲れが溜まっていると、脳が興奮した状態のままになり、レム睡眠中でも汗を大量にかいてしまいます。さらに睡眠時間が短いと汗の周期が乱れ、体温調節の効率が悪くなり、ベタベタした“悪い汗”をかいてしまいます。目覚めたときにじっとりと汗ばんでいるのなら、睡眠時間の見直しやストレスを溜めないようにする必要があるかもしれません」
 
寝る前にできる! “良い汗”をかくための汗腺トレーニング
 
普段から汗をかく習慣をつけると、寝ているときにも自然と“良い汗”をかけるそう。「なかなか運動する時間が取れない」という人も始めやすい、おすすめの汗腺トレーニングを教えていただきました。
 
●汗腺を鍛える入浴方法
(1)43〜44℃の熱めのお湯を浴槽の1/3から半分くらい溜める。
(2)四つん這いになり、両手は肘から手先まで、両脚はひざから下までを10〜15分ほどお湯につけ、手足浴をする。
(3)手足浴が終わったら、ぬるま湯を足して浴槽のお湯を36度ほどにし、今度は普通に10〜15分ほど湯船につかる。
 
「入浴は寝る1時間前までに済ませてください。寝る直前に入ると脳温と体温が上がった状態になり、身体が必要以上に寝汗をかこうと働きを強めるため、熟睡できなくなってしまいます」
 
また、寝具についてもワンポイントアドバイスが。
 
「“良い汗”をかいている状態だと、就寝中は身体が圧迫されていない部分から汗をかきます。つまり、仰向けで寝ると背中ではなく胸側から発汗します。しかし、敷布団が自分の身体に合っていないと圧迫感が足りず、敷き布団に接している側からも汗が出て睡眠の質を下げてしまう場合があります。寝汗が気になる人は、身体にフィットする硬めのマットレスを選ぶのをおすすめします」
 
汗と睡眠は切っても切れない密接な関係。「最近あまり汗をかいていないな」という人も汗腺トレーニングにチャレンジして、“良い汗”から快眠を手に入れましょう!


監修:五味常明(五味クリニック院長)

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残暑に見苦しくならないための「汗」対処法

9月が訪れ、いつの間にか訪れた秋。しかし、暦の上で秋が訪れたからといって安心してはいられない。最近はともすれば10月くらいまでは真夏のような気温が続くことも珍しくない。しかし、いくら暑くても汗だくで洋服に汗染みがついているようでは、格好がつかないだけでなく清潔感からもほど遠い。そこで、残暑の多汗に役立ちそうな「汗対処法」について、五味クリニック院長の五味常明先生に伺った。

■■今回のアドバイザー
五味クリニック 五味常明さん

昭和大学形成外科等で形成外科学、および多摩病院精神科等で精神医学を専攻。患者の心のケアを基本にしながら外科的手法を組み合わせる「心療外科」を新しい医学分野として提唱。ワキガ・体臭・多汗治療の現場で実践。TVや雑誌でも活躍中。

■汗腺の発達は脳の発達によってもたらされた

五味先生「汗をかく理由は体温を調節するため。熱い道路に打ち水をすると熱が和らぐように、汗が蒸発するときの気化熱で体の熱を奪い体温を冷ます働きをします。

しかし、このように体温調節のために汗をかくのは、猿の一部を除けば人間だけ。体の組織の仲でも、脳細胞はとくに熱に弱く、体温が1度上がるだけでも頭がボーッとしてしまいます。それだけでなく、2〜3度体温があがると、神経やホルモン系までもがオーバーヒートしてしまうのです。

このような熱のダメージから脳を守るために、人間は汗をかくための器官『エクリン腺』という『汗腺』を発達させてきました。汗をかくことは、人間の脳が他の動物に比べて非常に発達している証なのです」

■汗を恐れずに生活するためのテクニックとは?

五味先生「とはいえ、見た目の清潔感を保つ上では、大量に流れる汗は嬉しいとはいいがたいもの。外出先で汗がとめどなく流れて困っている…という人のために、汗を引かせるためのテクニックを3つご紹介しましょう。

・首筋を冷やす
体温調節をするために発汗するということは、体温が適温であれば発汗量が減少する場合があるということ。大きな動脈が通っている体の部分を保冷剤などで冷やすと、血液が冷却され体温が低下し、汗を抑えてくれます。オススメの場所は、首筋、ワキの下、股の間、手首。仲でも首筋は、脳へと続く頸動脈が通っている場所。脳音を低下させる事ができるので、発汗中枢が反応してスピーディーに汗を減少させることができます。

・圧迫する
顔など、体の一部の汗を止めるために有効なのが、『皮膚圧反射』を応用した方法です。


皮膚圧反射とは、体のある部分を圧迫することで汗が蒸発しにくくなるため汗が抑圧され、体の別の部分が代わって汗をかく作用のこと。仰向けに寝ると背中が圧迫され汗が減少し、代わりに胸側の汗が増加します。顔やワキなど上半身の汗にお悩みの方は、胸の上の肋骨を両手で強く圧迫してみてください。上半身を圧迫することで、上半身の汗が減少し下半身の汗が増える実感があるでしょう。両手で長時間胸を圧迫するのがむずかしい場合は、ひもなどを使って圧迫するのもひとつの方法。舞妓さんが顔に汗をかかないのは、高帯で胸を圧迫しているからと言われています。

・ボトックス注射をうつ
シワ消しなど、プチ整形などで名前を聞くことがある『ボトックス注射』は、多汗にも効果的。ボトックスの成分であるボツリヌス菌毒素が交感神経の末端に結合し、発汗刺激を抑制するのです。一回の注射で得られる効果は、個人差はあるもののおよそ半年。痛みも少なく傷も残らないため、生活への支障もありません。特にワキの汗には効果的とされています」

■「もう大丈夫」という安心が汗を減少させる

五味先生「基本的には気温の変化や運動・病気による体温上昇を調整するためにかく汗ですが、極度の緊張や興奮による『精神性発汗』も存在します。

汗かきで悩んでいる人のなかには、『また汗をかいてしまうかも』といった不安や緊張によって悪循環に陥っている人も少なくありません。

上記のような方法を試してみて『もう大丈夫』と心の底から安心することが、多汗を改善することもあるのです。あまり悩みすぎないことが第一歩かもしれませんよ」

■最後にアドバイザーからひと言

「体にとって大切な役割を持つ汗。コントロール方法を身につけて上手に付き合いましょう」


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プロフィール

医学博士・五味常明
1949年、長野県生まれ。一ツ橋大学商学部、昭和大学医学部卒業。 昭和大学形成外科等で形成外科学、および多摩病院精神科等で精神医学を専攻。 患者の心のケアを基本にしながら外科的手法を組み合わせる「心療外科」を新しい医学分野として提唱。ワキガ・体臭・多汗治療の現場で実践。 わきがの治療法として、患者が手術結果を確認できる「直視下剥離法(五味法)」を確立。 TVや雑誌でも活躍中。 99年からは、ケアマネージャー(介護支援専門員)として、デイケア事業や、高齢者介護の現場でのニオイのケアにも取り組む。

五味クリニック院長
流通経済大学 客員教授
日本心療外科研究会代表
体臭・多汗研究所所長

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