多汗症や汗のニオイに悩む方のためのブログ(五味クリニック)

わきが多汗症治療に長年携わってきた五味クリニック院長が、汗に悩む方の心のケアを重視した、様々な対策や治療法をご紹介します。

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新着情報
  • 水分を控えた汗対策の危険性
  • 汗腺トレーニングの方法
  • 汗と腋臭との関係

水分を控えた汗対策の危険性

汗をかかないように水分を控えるという考えは間違っています。

発汗は、体温調節のために大変大切な役割を担っています。 たとえ、水分を控えても体温を下げなくてはいけないときは、必要なだけの汗 はかきます。

逆に必要でなければ、いくら水を飲んでもそれは汗でなく尿として出るのです。

また、暑いときに汗対策のために水分をひかえると、脱水症状をきたし危険です。

さらに、脱水は、ときに、便秘をまねくこともあり、 便秘の状態が長く続くと、腸内で細菌がたんぱく質を分解してできた、インドール、スカトール、アンモニアなどのニオイ物質が便として排泄しにくくなり、腸内濃度が高くなります。そうすると、一部は腸管から吸収され、肝臓で尿素に合成されない部分は、呼気や汗腺から分泌されるため、体臭が強くなることがあります。

それを予防するためには、ごぼうやイモ類などの食物繊維を豊富に含む食べ物を多く摂るようにしてください。


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汗腺トレーニングの方法

汗腺トレーニングについて説明します。
体臭の中でも、最近、汗の匂いが気になるという人が増加しています。
エクリン腺から出る汗は、本来無臭なのです。それが時間がたつと、皮膚の雑菌や垢などが反応して、通常の汗クササになるのです。つまり、臭う汗になるまでには、1時間くらいのタイムラグがあるので、かいた汗は拭き取ることで十分対応できるはずです。

ところが、最近、かいたばかりの汗の臭いが強く、タオルで拭いても臭いが残る人が増加しています。

その理由は、汗自体にニオイをつくる成分を含んだ汗をかく人が増えているからです。
その典型が、日頃「汗をかかない人」なのです。
現代人は、一年を通じて、空調の効いた部屋にいることが多く、夏でも汗をかく機会が少ないため、汗腺の機能が低下しているのです。
本来汗はほとんどが水に近いのですが、汗腺の機能が低下すると、血漿の成分を再吸収できないため、濃度の濃い汗をかいてしまいます。これには、重炭酸イオンや尿素などが含まれているため、「ニオう汗」となってしまいます。

よく、夏に、エアコンの効いた部屋から急に暑い戸外に出ると、ドッと大汗をかき、その汗がネバネバしていますが、それは濃度が濃いからなのです。汗腺機能の低下している人と、実際に汗をかく能動汗腺の少ない人は、このような汗をかきやすくなります。

予防は、当然ながら「汗をかく」ことです。
同時に、夏前の5月くらいから、汗腺のトレーニングをすることで、汗腺の機能を高め、能動汗腺を増やすことが大切なのです。


「汗腺トレーニングの仕方」

1. まず、高温浴です。浴槽にかなり熱めのお湯(43度くらい、火傷をしないくらい)を少なめにはって、両手(ひじから下)と両足(ひざから下)を10分〜15分くらい温めます。この時、浴槽にイスをいれ前かがみになると効果的です。
これは、短期暑熱順化という原理で、四肢は汗腺の予備力が一番多いところでですので、能動汗腺を増やし、機能を高めるのには最も効果的なのです。

2. 次は、微温浴です。1で入っていた熱めのお湯にぬるいお湯を足して、今度はぬるま湯のお湯に全身でつかり、リラックスして、高温で高まった交感神経を安定させるのです。
この時、お湯に酢をいれるとより効果的です。

3. お風呂からあがったら、十分水分をタオルで拭いてから、すぐに服を着ずに、そのまま汗を乾燥させます。目にみえない汗が汗腺から出やすくなり、機能を高めることができます。

以上を5月くらいから夏前くらいに行うとよいでしょう。

 


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汗と腋臭との関係

わきがのニオイは通常は汗の量に比例して強くなりますが、時には汗とは関係なく、わきが臭だけが強く感じることもあります。

つまり、ワキガ臭はアポクリン腺からの分泌物(汗)にエクリン腺の汗が混合した時に強くなり、ニオイ成分が遠くにまで飛躍するのですが、アポクリン腺の分泌物は細胞成分そのものが分泌されるため粘り気がつよく、湿った汗という自覚がないこともあります。

つまりワキガのニオイだけが強調されることもあるのです。

しかし、一般的には、アポクリン腺は興奮時や緊張時、また温度変化などに反応して分泌されることが多く、このようなときは同時に「精神性発汗」も含め、わきの下にエクリン腺の汗が多く分泌されるため、汗の量とワキガのニオイの強さは一致することの方が普通です。

ですから、ワキガ臭で悩んでいる人は同時に多汗でも悩んでいることが多いのです。

参考ページ
ワキガ臭の発生の仕方


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プロフィール

医学博士・五味常明
1949年、長野県生まれ。一ツ橋大学商学部、昭和大学医学部卒業。 昭和大学形成外科等で形成外科学、および多摩病院精神科等で精神医学を専攻。 患者の心のケアを基本にしながら外科的手法を組み合わせる「心療外科」を新しい医学分野として提唱。ワキガ・体臭・多汗治療の現場で実践。 わきがの治療法として、患者が手術結果を確認できる「直視下剥離法(五味法)」を確立。 TVや雑誌でも活躍中。 99年からは、ケアマネージャー(介護支援専門員)として、デイケア事業や、高齢者介護の現場でのニオイのケアにも取り組む。

五味クリニック院長
流通経済大学 客員教授
日本心療外科研究会代表
体臭・多汗研究所所長

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