知っているようで実は知らない汗のアレコレ
このQが終わる頃にはあなたも「汗博士」の仲間入り!?
これからは「快汗生活」を送りましょう!


Q1 汗には2種類あり、それぞれ発生する場所が違う

1.はい 2.いいえ


Q2 汗が出るのをコントロールしているのはどこ?

1.脳 2.内臓 3.皮膚


Q3 汗をかかないと新陳代謝が低下する

1.はい 2.いいえ


Q4 よい汗とはどんな汗のことを言うか?

1.しょっぱい汗 2.サラサラした汗 3.粒が大きい汗


Q5 岩盤浴で汗をかくと免疫力がアップする

1.はい 2.いいえ


Q6 汗の成分は何と同じ?

1.尿 2.血液 3.唾液


Q7 臭う汗になる原因は?

1.脂肪の多い食事 2.ストレス 3.運動不足

Q8 加齢臭のもとになる物質は汗腺から分泌される

1.はい 2.いいえ


Q9 よい汗をかくと肌が美しくなる

1.はい 2.いいえ


Q10 汗に水分以外の成分は含まれていない

1.はい 2.いいえ

 


質問ごとに正解を紹介し、詳しく説明しています。

Q1の正解は 1.はい

汗は汗腺から分泌されます。汗腺にはエクリン腺とアポクリン腺があります。エクリン腺は体温を調節するために、ほとんど水分に近い汗を出し、全身の至る所に存在します。一方アポクリン腺はそのほとんどがワキの下に存在し、臭い、いわゆるワキガの原因となります。嫌われがちですが、本来はフェロモンのように異性を惹きつける役目がありました。


Q2の正解は 1〜3.すべて

ヒトは急激な外気温の変化を、まず皮膚で感じます。その後、温熱刺激がからだの芯に到達すると内臓や脳にある温度の受容器が体温の上昇をキャッチします。これらが互いに連携し合って発汗を調節しています。炎天下を歩いて冷房が効いた部屋に戻ったときには、脳や内臓は「まだ暑い」、皮膚は「涼しい」と相反する信号を出します。このときは皮膚からの信号が優先されるので汗は止まりますが、体内ではまだほてった状態が続いているのです。


Q3の正解は 1.はい

汗をかけないと体内の熱が行き場を失ってしまいます。すると、からだは自衛手段として熱が出ないよう対応します。人間の体内でもっとも熱が発生するのは、エネルギーがつくられるとき、つまり代謝の過程です。体内で熱をなるべくつくらないようにするためには、代謝が抑制されます。この結果、熱とエネルギーが十分につくられなくなり、体温が低くなり、新陳代謝が低下するのです。


Q4の正解は 2.サラサラした汗

「よい汗」とはかぎりなく水に近く、サラサラしていて粒が細かい汗のことです。こうした汗だと体温調節が効率よく行え、からだに必要な成分は極力含まれていません。逆に「悪い汗」は濃度が濃いうえに粒が大きく、ネバネバしてしょっぱかったりすっぱかったりします。こうした汗にはからだに必要なミネラル分が含まれ、大量にかくと夏バテなどの原因になります。


Q5の正解は 1.はい

免疫のなかで中心的な役割を担っているのが「NK細胞」です。NK細胞とは白血球の一種で、がん細胞やウイルスなどに感染した細胞を攻撃します。カプセル式岩盤浴で発汗した前後と10日後の免疫機能を8人の治験者で測定したところ、岩盤浴後に免疫機能の指標となる「NK細胞の活性」が高まっていました。


Q6の正解は 2.血液

ここで言う汗はエクリン腺から出る汗を指します。体温調節のために出る汗は、血液の血漿成分を薄めたものと同じです。99%以上は水分で、わずかな塩分と微量のミネラル(カリウム・マグネシウム・亜鉛・鉄など)、老廃物などが含まれています。体温調節のために水分が必要だったうえに、エクリン腺は全身にあるため、水分の安定した供給源として、全身にくまなく流れる血液が選ばれたのでしょう。


Q7の正解は 1〜3.すべて

汗は血液から水分を取り込むので、血液の成分によって汗の質も異なります。肉など脂肪の多い食事を多くとっていたり、ストレスが多い、運動不足といった環境だと悪い汗になりがちです。悪い汗をかくと、皮膚がアルカリ性となり常在菌が繁殖して臭いがきつくなります。逆にいい汗は皮膚を酸性に保つので、常在菌の繁殖があまりありません。


Q8の正解は 2.いいえ

オヤジ臭とも呼ばれる加齢臭の原因は、ノネナールという物質です。ノネナールは皮脂腺から分泌されています。このノネナールに口臭、汗やワキの臭い、タバコや食生活日常生活の環境による臭いがないまぜになったものが、加齢臭と考えられています。生活習慣病にかかっている人は加齢臭が強くなると考えられているので、暴飲暴食、睡眠不足、喫煙、過度のストレスなど生活習慣病の要因を避けるようにするとよいでしょう。


Q9の正解は 1.はい

汗は天然の保湿剤であり乳液でもあります。よい汗には適度な皮脂が分泌されているので、皮膚を保湿し、肌がしっとりしてくるのです。市販の化粧品と違って合成の界面活性剤が含まれない汗は、安全で天然の美容液と言えます。サウナや岩盤浴で汗をかいたときには、すぐに洗い流さず、皮膚になじませるようにして、自然に乾燥させるのが理想的です。


Q10の正解は 2.いいえ

汗は血液血漿成分と同じですが、すべての成分が排出されてしまうと、汗をかくたびに、からだに必要なミネラルが失われてしまいます。そのために、汗腺はくみ取った血漿の成分を、一度血管に戻し、残りの水分を汗として出しています。よい汗にはミネラル成分はほとんど含まれていないのですが、濃度の濃い悪い汗はこの濾過機能がうまく働かず、多くのミネラルを含んでしまっているのです。

 


MOANALIFE 2008年5月


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