婦人公論2011年8月22日号
「お風呂と眠りにひと工夫 全身の汗腺を開けば、汗はさらさらになる」4/5


また、「眠っている間にかく汗が不快」という人は、堅めの深部で寝るのがお勧めです。人間の体には「半側発汗」という反射機能があり、体の片側を圧迫すると圧迫された側の汗が出にくくなり、反対側は汗が出やすくなります。


堅い布団で寝るのはこの原理の応用です。堅い布団で寝ると背中側が適度な圧迫を受け、お腹側から汗が出るようになります。この汗は空気に触れ、蒸発しやすくなる。寝具と密着している側はあまり汗をかかないということもなく、夏風邪の原因になる寝冷えもしにくくなります。


扇風機を上に向けて、部屋の中の空気を対流っせたり、体を締めつけない寝間着を身につけたりして、汗が蒸発しやすいようにすることも大切です。


「半側発汗」は普段の生活でも応用できますよ。たとえば、顔汗が大量に出て困ったときは、バストトップから5セント上ぐらいを圧迫すると一時的に顔の汗が止まります。またブラジャーをきつくしたり、着物を着ているときであれば帯紐をきつく締めても一定の効果があるでしょう。舞妓さんが帯で強く胸を締めているのは、顔の汗を抑えて化粧崩れを防ぐためだと言われていて、これはまさに「半側発汗」の応用ですね。