老若男女を問わず、自分の体の臭いが気になる人は多いもの。消臭・防臭関連商品がよく売れていることからも分かるように、とりわけ現代人は臭いに敏感になっているようです。そこで今回の特集では、これからの季節に特に気になる汗の臭い、中年以降の人にとっては他人ごとでない加齢臭、口から発する口臭の三つについて徹底解剖します。

 「汗臭い」「汗まみれ」「汗っかき」。世の中の「無臭志向」も手伝い、近年、汗は汚いものの象徴ととらえられているきらいがあります。しかし、汗は私たち人間の体温が上がりすぎないよう調節する大変重要な役割を果たしている存在です。

 しかも、汗を分泌する汗腺を人間ほど発達させた動物はほかにありません。これは汗が人間の進化と密接にかかわっているためです。人間は他の動物と比較にならないほど中枢神経を発達させました。中枢神経を司るのは脳。しかし、脳は体の他の部位以上に高温に弱いため、その大切な脳を温度の変化から守るために、人間は汗腺を発達させてきたと考えられています。つまり、汗は人間を人間たらしめている存在だとさえいえるのです。

「良い汗」とは…
○さらっとしている
○汗の粒子が細かい
○臭わない
○目に入っても痛くなく、味がしない
○汗をかいた後、すっきりとした爽快感がある

肌の上ですぐ乾く。必要な量が速やかに出て体温調節に効果!

「悪い汗」とは…
○ベトベトしている
○汗の粒が大きく、だらだら流れる
○汗臭い
○しょっぱい、すっぱい
○汗をかいた後、疲労感がある

蒸発しにくく、体温調節の効率が悪い!



SALUTE [サルーテ]  2011年6・7月号より


多汗症についての相談(回答内容別)
多汗症についての相談(質問内容別)