A 汗をきちんと処理して「よい汗」をかくこと

 汗のにおいを予防するには、まずにおいの原因を絶つことが大事です。ポイントは、次の3つです。

○汗を抑える…外出前には、制汗剤を使用する。汗を拭き、しっかり乾かしてから使用するとより効果的。においが特に気になる場合は、抗菌作用が強いタイプを使用するとよい。制汗剤は汗腺をふさぐことで汗の量を減らすため、広い範囲の汗腺をふさがないよう「部分的」に「短時間」利用する。

○濡れたタオルでこまめに拭く…汗がにおいを発生するまでは約1時間。それまでに濡れタオルで、汗の成分や雑菌、皮脂汚れを取り除く。

○衣類に汗を染み込ませない…衣類に汗がしみると雑菌が繁殖しやすくなる。わき汗パッドや、消臭作用のある衣類などを上手に活用する。

かいた汗をにおわせない3カ条

・汗を抑える
・濡れタオルでこまめに拭く
・衣類に汗を染み込ませない

 また、においを抑えるには、汗腺の機能を高めて、においを発生しない「よい汗」(Q2参照)をかく体づくりをすることも大切です。

 汗腺は、使わなければ退化しやすい反面、よい汗をかくほど機能は高まり、短期間で眠っていた汗腺が目覚めるという特徴があります。汗腺の機能を高めるために、次のことに気をつけましょう。

○エアコンに頼り過ぎない…エアコンが効いた環境にばかりいると汗をかかなくなり、汗腺の機能が低下する。
○運動で汗をかく…汗をかき汗腺の機能を高める。ウォーキングなどがおすすめ。
○夏でも湯船に浸かる…血行がよくなり発汗が促され、汗腺の機能が高まる(よい汗をかくための入浴法参照)。同時に、においのもととなる体内の乳酸が減り、体臭が軽減される。

よい汗をかくための生活習慣

・エアコンに頼りすぎない
・運動で汗をかく
・夏でも湯船に浸かる

よい汗をかくための入浴法

毎日運動をして汗をかくことができなくても、毎日の入浴で簡単に汗をかくことができます。3週間続けると、休眠汗腺の約30%が目覚めます。

’めの湯で手足浴

43〜44℃の熱めのお湯に、ひじ先とひざ下を10〜15分ほど浸ける。手足に多くある「休眠汗腺」を集中的に温める。

△未襪淌鬚波梢藩瓩泙燭倭歓藩

湯を足し、36℃ほどのぬるめのお湯に10〜15分ほど浸かる。熱めの湯で高まった交感神経を鎮める。

I呂上がりに汗を自然に蒸発させる

体温調節のための汗をきちんと出し、汗が自然に蒸発するまで待つ。生姜ドリンクなどで水分補給するのもよい


セルフドクター Vol.061



多汗症についての相談(回答内容別)
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