いい汗とは、ほとんどが水でできたサラサラの汗のことです。
汗腺は、血液から血球を除いた血漿をくみ取って汗を作りますが、血漿には水分の他にマグネシウム、ナトリウムといったミネラルが含まれています。
こうした体にとって必要なミネラルが体外に失われるのを防ぐため、汗腺には再吸収という働きがあります。
いったん汲み取ったミネラルをもう一度血管に戻して、残りの水分を汗として放出する働きです。
あまり汗をかかないと汗腺の再吸収能力が低下してべたべたした濃い汗をかくようになり、においが発生しやすくなります。
また体外にミネラルが多く出てしまうので、慢性疲労などの不調を引き起こすので注意が必要です。


いい汗をかくための3カ条
◆半身浴などでゆっくり汗をかく
◆湯上がりにクールダウンする
◆ストレッチやウォーキングなど軽い運動を心がける


入浴後にはクールダウン

入浴後すぐにクーラーの冷気にあたって汗をかかないという人が増えています。
しかし、入浴後のクールダウンにこそ汗腺の働きを高めるポイントがあります。
正しいクールダウンの方法を知って、汗腺の機能アップを目指しましょう。


クールダウンはこうする
◆入浴後はゆっくり汗をかき、体温を自然に下げる
◆入浴後の汗は、タオルを軽く押しつけてふき取る。
肌に湿り気を残すくらいを目安に
◆固く絞った濡れタオルでふくのもおすすめ
◆なるべくクーラーに頼らず、ほてりはうちわで顔をあおぐなどして静める
◆入浴後すぐに服を着ない。
汗が収まるのを待って体が冷える前に着る


エイジングケアと汗

いい汗をかくのはアンチエイジングの手助けにもなると言われています。
その理由は、汗をかくと新陳代謝が上がり、ホルモンの分泌を促して抗酸化力が高まるからです。
また、いい汗には美肌効果も期待できます。
いい汗をかくといい皮脂が出て、そのふたつが皮脂膜となって肌を守るからです。
皮脂膜は肌の水分の蒸発を防ぐだけでなく、ウイルスの侵入からガードするバリアの役目も果たし、肌をしっとりさせます。


まとめ
いい汗をかく→いい皮脂が出る→肌を守る→美容にいい


Column
お風呂上がりに飲みたいドリンク

入浴後のクールダウンには発汗を促すドリンクがおすすめです。


サワードリンク
リンゴ酢や黒酢などを蜂蜜と一緒にお湯で溶く。
夏場は常温に冷まして。

*クエン酸を含むお酢はからだのエネルギー代謝を円滑にするため、自然な発汗を促す。


生姜ドリンク
すりおろした生姜に蜂蜜を加えてお湯で溶く。
好みでレモンを加えてもいい。
夏場は常温に冷まして。

*発汗作用のある生姜は汗腺の機能を高める。


飲んではいけないもの…
キンキンに冷えたビールやジュース。
お風呂上がりに冷たいものを飲むと、発汗が止まってしまいます。


「匂いのエイジングケア」(有楽出版社)より


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