夏になると、強い日差しのなかで、アクティビティを楽しむ機会も増えます。思い切り楽しみたいところですが、ネックになるのが汗。
 
知らないあいだににおっていないか……と不安になってしまっては、何をしていても満足に楽しめません。そこで、においが気になる悪い汗を、よい汗に変えるために、日々の暮らしで気をつけたい5つのポイントをご紹介します。
 

1.身体を動かして汗腺を鍛える
サラサラの汗になるための最も大切なポイントは、汗腺を甘やかさないこと。クーラーの中にいて汗をかかない生活を続けると、汗腺が退化し、においの強い悪い汗をかくようになります。筋力トレーニングより、じわりと汗をかくヨガなどがおすすめ。

2.酢(クエン酸)でニオイ防止
お風呂にクエン酸の多い醸造酢や黒糖酢をスプーン1〜2杯入れて浸かりましょう。汗腺(汗を分泌する管)からクエン酸が染みこみ、においの元となる乳酸やアンモニアの排出をストップさせてくれます。毎日スプーン1杯の酢を飲むことも、汗のにおい対策に有効です。

3.お風呂で汗腺トレーニング
42〜43度の熱めのお湯を20cmほど湯船に張ります。湯船に入浴イスなどを入れ、楽な姿勢で「ひじから先の手」「膝から下の足」をつけ5分ほど待機。たくさん汗が出てきたら、水を足してお湯の温度を36〜37度に下げ、半身浴か全身浴でゆったりと浸かります。
お風呂を出た後は、すぐに服を着ず、できるだけ汗を乾かすようにしましょう。この繰り返しが、汗腺のトレーニングになります。2〜3週間続けると、効果が実感できるはずです。

4.よい汗をかく食事をする
ホルモンを整える食事を摂ることが大切。女性の場合、女性ホルモンに近いとされるイソフラボンの多い大豆製品を多く摂りましょう。汗をかいた後の水分補給には、豆乳がおすすめです。

5.   上手に水分をとる
暑い日に冷やした飲み物を飲むと、悪い汗がたくさん噴き出します。できるだけ常温のミネラルを含んだ水を飲みましょう。汗だけでなく、夏バテの疲労回復もしたい方には、ミネラル水ではなくミネラル炭酸水がおすすめです。

また、寝ている間も汗はたくさんかくもの。寝る前に水分をしっかり摂ることが、お肌の乾燥を防ぐ上手な汗のかきかたポイントといえますよ。

汗の拭き方のコツ
汗をかいたらすぐに拭く。これはにおい菌の繁殖をおさえる鉄則です。しかし、汗が出ているということは、体温を調節しようとしていることでもあります。汗が出るたび拭き取ってしまっては、より多くの汗が出る原因になるでしょう。流れ落ちる汗だけタオルで吸い取り、肌はしっとりと湿った状態に保つのがベストです。
汗のにおいが気になる時は、汗拭きシートを使うのも効果的ですが、水に濡らしたタオルで拭くだけでも効果大。におい成分は水溶性のため、水に溶かしてしまえばにおいの大幅な軽減につながります
ただし、あせもになりやすい敏感肌の方は、汗をきちんと拭き取ること。ごしごし拭くと、汗腺を傷めてしまうので、やさしく吸い取るイメージで汗を拭きましょう。

汗腺は「天然のエアコン」。汗は夏のお肌の味方
近年は、汗をかかない人が増えています。小さいころからクーラーのきいた部屋で過ごし、運動をしない子どもが増え、汗をかかない生活に慣れてしまっているためです。結果、突然の暑さに対応できず悪い汗をかいてしまう……お肌のトラブルやにおいの悩みを抱えている人が増えている背景には、そんな文明の進化も関係していたのです。

では、これまで汗をかかない生活をしてきた人はどうすればよいのでしょうか?

それは、これから
汗腺のトレーニングをして、汗をかく体質をつくっていくことが大切です。これまでつまっていた汗腺が開けば、皮脂成分の分泌もスムーズになり、なめらかでしっとりとしたお肌も保ちやすくなります。

汗は夏の肌の大敵ではありません。人間の体に備わった、自在に体温調節ができる「天然のエアコン」なのです。

汗を味方につけて、夏の美肌ライフを今日から始めてみませんか?

大人すはだ
 


多汗症についての相談(回答内容別)
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