緊張して汗をかいてしまった…そんな経験は誰にでもあるかと思います。
 
これは「心因性発汗」と呼ばれるもので、焦ったり不安になったりすると出てくる汗です。今回は、その心因性の汗の中から、特にお悩みの多い手汗と顔汗への対策と、本人は気づいていないことが多いダイエット臭について解説します。

手汗や顔汗をかく原因と対策

「手汗」に対する一番の治療は“開き直ること”

人と手をつなぐとき、気になる手汗。最近は、挨拶で握手をすることも増え、手汗を気にする方が増えているといいます。では、この手汗の原因はなんなのでしょうか。

それは、「手に汗をかいていたらどうしよう」「手に汗をかいていることを知られたくない」と思うことや、「緊張しやすい性格」などの理由が挙げられます。この手汗に有効なのは、「汗くらい知られてもいい」と開き直ること。
気持ちが軽くなれば、汗の分泌量も変わります

しかし、緊張してしまうものを「緊張しないように」と言われても簡単ではありませんよね。そこで、ここぞという時に助けとなるのが、汗の神経に作用する薬を処方してもらうこと。ただし、薬には喉の渇きなどの副作用がありますので、必ず専門家の指示に従って使用するようにしましょう。

「顔汗」はコントロールすることができる

からだから出る汗は、圧迫されている側が減り、反対側が増える性質があります。そのため、
上半身を圧迫すれば下半身の汗は増えますが、顔汗を減らすことができるのです。よく着物を着ると顔に汗をかかなくなると言いますが、これにはきちんと理由があったんですね。

どうしても顔汗をかきたくない時は、着物や浴衣で使う腰紐で胸の下辺りを圧迫すると、顔汗をコントロールすることができます。

自律神経をリラックスさせる呼吸法で心をほぐす

緊張や不安などからくる汗を減らすには、気持ちをリラックスさせることが大切。ふだんから感情をコントロールする自律神経のトレーニングをしていきましょう。

ここでは、トレーニングの一つである呼吸法をご紹介します。

基本の呼吸法

呼気:お腹をへこませて、体内の空気をすべて出し切る

吸気:お腹の筋肉をゆるめ、ゆっくりと深く空気を吸う

保息:そのまま息を止める

呼気:吸気:保息の時間配分を、2:1:4の割合で行う

あぐらをかき、楽な体勢で呼吸法を行いましょう。体内の汚れをすべてはき出し、新しい空気で肺を満たすようなイメージで呼吸を繰り返していきます。

最初は、呼気8秒、吸気4秒、保息16秒で練習し、慣れてきたら徐々に時間を長くしていきましょう。最終的に12秒、6秒、24秒でできるようなると、リラックス効果も強く感じていけるはずです。

意外と知られていないダイエット臭に注意!

食事制限して無理なダイエットを続けると、体臭が強くなることを知っていますか?
 
体内のカロリーが極端に減ると、貯蔵していた中性脂肪を燃やして、なんとかエネルギーを作りだそうとします。その時、燃やされた中性脂肪が脂肪酸に変化し、汗と一緒に排出。汗くささをより強くしたような「脂肪臭」がするようになってしまうのです。
 
さらにダイエットを続けていくと、汗に「アンモニア臭」が混ざるようになります。ダイエットによって疲れたからだは疲労物質の乳酸を溜め、その乳酸はアンモニアと一緒に汗の中に出る性質があるためです。
 
もし、ダイエットによって甘酸っぱいニオイが出るようになったら、それはかなりからだが無理をしているサイン。これは「飢餓臭」や「ケトン臭」と呼ばれるにおいで、からだが正常に働けなくなっている状態ともいえます。
 
脂肪臭、アンモニア臭、ケトン臭と段階によってにおいも変わってきますが、自分の体臭に気づいたらダイエット方法が間違っています。基礎代謝がきちんとできる方法に変えていきましょう
 
 
汗やニオイの原因を知り、効果的な対策を行いながら、毎日を気持よく過ごしてくださいね。

大人すはだ