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ボトックスといえば、しわを消すために額や眉間、目尻などに注射したり、小顔のためにエラに打つイメージが強いが、「脇汗を抑える効果」もあるという。五味クリニック院長の五味常明さんが解説する。

「ボトックスには、神経末端に付着して神経伝達物質の分泌を抑制する作用があります。脇にボトックスを注射すると、発汗を促すアセチルコリンという物質の分泌が抑えられることがわかっていて、その結果、脇汗の量が減り、においも抑えられるのです」

施術は簡単で、片脇にそれぞれ15〜20か所ほど注射を打ってボトックスを注入するだけ。麻酔クリームや麻酔シートを使用するクリニックが多く、痛みも少ないという。

「所要時間は両脇で3分程度。効果は半年から1年ほど続くので、夏前に打っておけば安心でしょう」(五味さん)

値段はどのメーカーのボトックスを使うかで差があるが、1万円台〜と、比較的リーズナブルだ。

しかし、汗は本来、体に熱がたまった時に、体温を下げるために出るはずのもの。注射で脇汗を止めてしまったら、体に悪い影響はないのだろうか。五味さんはこう語る。

「腕や首などの汗を止めることは危険なので注意が必要ですが、脇汗は体温の調節にはあまりかかわっていないので、健康面での心配はありません。毎年続けても大丈夫です。しかも、脇ボトックス注射を続けていると、しだいに脇の発汗機能そのものが弱まり、脇汗が減っている期間が延びていきます。ですから毎年打つ必要がなくなり、実際に2〜3年注射を打つと“卒業”する人も多いんです」

年に1回の脇ボトックス注射で、毎日の“脇汗との格闘”とサヨナラできるかも、という話だ。芸能人のみならず、最近は働く女性たちにも人気らしい。ピッタリTシャツを着ていても涼しい顔をしているあの人は、もしやもう受けているのかも。

※女性セブン2018年8月2日号