多汗症や汗のニオイに悩む方のためのブログ(五味クリニック)

わきが多汗症治療に長年携わってきた五味クリニック院長が、汗に悩む方の心のケアを重視した、様々な対策や治療法をご紹介します。

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新着情報
  • 手や顔の汗は意外な方法で防げる!? 汗とニオイのお悩み解決策
  • 手汗がひどく、気になってタオルがないと不安です
  • 足の裏の汗について―汗と上手に付き合うスタンスが治療のポイント
  • 手掌多汗の原因

手のひら足の裏の汗

手や顔の汗は意外な方法で防げる!? 汗とニオイのお悩み解決策

緊張して汗をかいてしまった…そんな経験は誰にでもあるかと思います。
 
これは「心因性発汗」と呼ばれるもので、焦ったり不安になったりすると出てくる汗です。今回は、その心因性の汗の中から、特にお悩みの多い手汗と顔汗への対策と、本人は気づいていないことが多いダイエット臭について解説します。

手汗や顔汗をかく原因と対策

「手汗」に対する一番の治療は“開き直ること”

人と手をつなぐとき、気になる手汗。最近は、挨拶で握手をすることも増え、手汗を気にする方が増えているといいます。では、この手汗の原因はなんなのでしょうか。

それは、「手に汗をかいていたらどうしよう」「手に汗をかいていることを知られたくない」と思うことや、「緊張しやすい性格」などの理由が挙げられます。この手汗に有効なのは、「汗くらい知られてもいい」と開き直ること。
気持ちが軽くなれば、汗の分泌量も変わります

しかし、緊張してしまうものを「緊張しないように」と言われても簡単ではありませんよね。そこで、ここぞという時に助けとなるのが、汗の神経に作用する薬を処方してもらうこと。ただし、薬には喉の渇きなどの副作用がありますので、必ず専門家の指示に従って使用するようにしましょう。

「顔汗」はコントロールすることができる

からだから出る汗は、圧迫されている側が減り、反対側が増える性質があります。そのため、
上半身を圧迫すれば下半身の汗は増えますが、顔汗を減らすことができるのです。よく着物を着ると顔に汗をかかなくなると言いますが、これにはきちんと理由があったんですね。

どうしても顔汗をかきたくない時は、着物や浴衣で使う腰紐で胸の下辺りを圧迫すると、顔汗をコントロールすることができます。

自律神経をリラックスさせる呼吸法で心をほぐす

緊張や不安などからくる汗を減らすには、気持ちをリラックスさせることが大切。ふだんから感情をコントロールする自律神経のトレーニングをしていきましょう。

ここでは、トレーニングの一つである呼吸法をご紹介します。

基本の呼吸法

呼気:お腹をへこませて、体内の空気をすべて出し切る

吸気:お腹の筋肉をゆるめ、ゆっくりと深く空気を吸う

保息:そのまま息を止める

呼気:吸気:保息の時間配分を、2:1:4の割合で行う

あぐらをかき、楽な体勢で呼吸法を行いましょう。体内の汚れをすべてはき出し、新しい空気で肺を満たすようなイメージで呼吸を繰り返していきます。

最初は、呼気8秒、吸気4秒、保息16秒で練習し、慣れてきたら徐々に時間を長くしていきましょう。最終的に12秒、6秒、24秒でできるようなると、リラックス効果も強く感じていけるはずです。

意外と知られていないダイエット臭に注意!

食事制限して無理なダイエットを続けると、体臭が強くなることを知っていますか?
 
体内のカロリーが極端に減ると、貯蔵していた中性脂肪を燃やして、なんとかエネルギーを作りだそうとします。その時、燃やされた中性脂肪が脂肪酸に変化し、汗と一緒に排出。汗くささをより強くしたような「脂肪臭」がするようになってしまうのです。
 
さらにダイエットを続けていくと、汗に「アンモニア臭」が混ざるようになります。ダイエットによって疲れたからだは疲労物質の乳酸を溜め、その乳酸はアンモニアと一緒に汗の中に出る性質があるためです。
 
もし、ダイエットによって甘酸っぱいニオイが出るようになったら、それはかなりからだが無理をしているサイン。これは「飢餓臭」や「ケトン臭」と呼ばれるにおいで、からだが正常に働けなくなっている状態ともいえます。
 
脂肪臭、アンモニア臭、ケトン臭と段階によってにおいも変わってきますが、自分の体臭に気づいたらダイエット方法が間違っています。基礎代謝がきちんとできる方法に変えていきましょう
 
 
汗やニオイの原因を知り、効果的な対策を行いながら、毎日を気持よく過ごしてくださいね。

大人すはだ
 

多汗症についての相談(回答内容別)
多汗症についての相談(質問内容別)

手汗がひどく、気になってタオルがないと不安です

Q「手汗がひどく、気になってタオルがないと不安です」(リカさん・20才)

A 開き直るのが一番効果的!
手のひらや足の裏など局所的な多汗は、精神性発汗と呼ばれるもの。性格が原因で、緊張や不安を感じると汗をかきます。汗をとめようとあせると、逆に出てきてしまうことも。対処しようとタオルを常備するのも、汗に意識が向かうため発汗が多くなる原因。"もっと汗をかいていい"くらい開き直ってほかのことに意識を向けましょう。どうしても気になる場合は、心療内科で自律神経のコントロール法の指導を受けるといいでしょう。(五味常明先生)


レイ 2013年9月号 カラダのお悩みアラカルト より


多汗症についての相談(回答内容別)
多汗症についての相談(質問内容別)

足の裏の汗について―汗と上手に付き合うスタンスが治療のポイント

足の裏は、体の中でも手のひらと同様に汗腺が密集した場所です。靴下やストッキング、さらにはブーツや革靴などで密閉されると、素足でいるときよりも必然的に温度が上がり、汗も蒸発しないまま湿気を帯びてきます。このような、温度の上昇で出る汗を抑えるのは困難です。靴をこまめに履き替えたり、干したりするなどの靴対策や、足をよく洗ったり、ベビーパウダーを使ったりするなど足へのケアが有効でしょう。

しかし、それだけでなく、手のひらの多汗と同様に、足の裏に「精神性発汗」をする人が増えています。暑さや汗腺が多いという問題ではなく、心の問題から汗が多くなってしまうのです。

偶然のきっかけで足のにおいが気になり、そしてまた汗をかいてしまい、足をことさら意識してしまうと、「汗をかくまい」、「汗をかきたくない」という不安がいつも頭をもたげてくるようになります。そうすると、意識すればするほど汗をかくという悪循環に陥ってしまいやすくなるのです。

このような「精神性発汗」を抑えるコツは、結論からいえば「もっと汗をかいてやろう」と考えを変えることなのです。

精神性発汗はいわば「生理現象」です。生理現象を抑えることはできません。汗を減らすことではなく、不安を解消することが治療の目的になります。ですから、心の中を不安とは反対の状態、つまり安心の気持ちに持っていくようにすることです。それが、汗を受け入れることなのです。

汗で悩んでいる人に気にするなといっても無理でしょう。大切なのは気になっても、汗を否定しないこと。いっぱい汗をかいていても、その汗の存在を認めてやれば、不安は生じてこないはずです。汗とうまく付き合っていくスタンスが、多汗治療のポイントといえるでしょう。



五味常明・読売新聞大手小町編集部 著
『汗っかきを治す72のワザ+α』(保健同人社)より


汗っかきを治す72のワザ+α





多汗症についての相談(回答内容別)
多汗症についての相談(質問内容別)

手掌多汗の原因

手のひらや足の裏の多汗の原因は、人より汗腺が多いとか、汗腺が敏感だとかの問題ではなく、心の問題です。ですから、生まれながらの手掌多汗という人はいません。親子が同じ手のひらの汗で悩んでいるとしたら、性格が遺伝したのです。多くの場合、過去に多汗になるきっかけとなった出来事があります。例えば、ピアノの発表会で緊張しすぎて失敗したとか、好きな人と握手したとか、答案用紙が緊張して濡れてしまった……などの汗にまつわる経験です。それらを景気に、「また汗をかくのではないか」という予期不安を潜在意識に持ってしまうと、本人が意識しなくても、脳の中は本当の緊張状態となってしまい、精神性発汗が慢性化してしまうのです。

現実に汗をかく前からこのような不安を持つと、対人関係にも影響し、対人恐怖のような状態になることもあります。夜眠れないときに眠ろうと努力するとますます眠れなくなるのと同じように、予期不安を抑えようとすればますます強くなります。「汗くらいかいてもよい」と開き直り、汗以外の何か別のことに意識を集中することが大切です。



五味常明・読売新聞大手小町編集部 著
『汗っかきを治す72のワザ+α』(保健同人社)より


汗っかきを治す72のワザ+α




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プロフィール

医学博士・五味常明
1949年、長野県生まれ。一ツ橋大学商学部、昭和大学医学部卒業。 昭和大学形成外科等で形成外科学、および多摩病院精神科等で精神医学を専攻。 患者の心のケアを基本にしながら外科的手法を組み合わせる「心療外科」を新しい医学分野として提唱。ワキガ・体臭・多汗治療の現場で実践。 わきがの治療法として、患者が手術結果を確認できる「直視下剥離法(五味法)」を確立。 TVや雑誌でも活躍中。 99年からは、ケアマネージャー(介護支援専門員)として、デイケア事業や、高齢者介護の現場でのニオイのケアにも取り組む。

五味クリニック院長
流通経済大学 客員教授
日本心療外科研究会代表
体臭・多汗研究所所長

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