多汗症や汗のニオイに悩む方のためのブログ(五味クリニック)

わきが多汗症治療に長年携わってきた五味クリニック院長が、汗に悩む方の心のケアを重視した、様々な対策や治療法をご紹介します。

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新着情報
  • いつの間にかびっしょり、手汗に要注意!
  • 手や顔の汗は意外な方法で防げる!? 汗とニオイのお悩み解決策
  • 手汗がひどく、気になってタオルがないと不安です
  • 足の裏の汗について―汗と上手に付き合うスタンスが治療のポイント
  • 手掌多汗の原因

手のひら足の裏の汗

いつの間にかびっしょり、手汗に要注意!

http://www.banbanban.jp/article/qanda/003.htm


1手が湿ってる……手汗が出るのはこんな理由
まずは、手汗だけでなく、「汗」全般について知ることから始めましょう。
そもそも、汗の主な役割は体温調節です。私たちの体は、体温が上昇すれば汗をかき、汗が蒸発するときの気化熱により、体内の熱を逃がして体温を下げます。そのため、季節や、屋内・屋外など条件によって汗の量は変わります。
しかし、手汗は年中、季節や気温に関係なくかく、という方もいるのではないでしょうか?特に暑くもない冬の日に手汗をかいて、「あれ……私って実は汗っかきなのかな?」と思ってしまう方もいるでしょう。寒いから手袋やグローブをしているのに、中はびっしょり、となると不快ですよね。
暑くないときにも手汗が出る大きな要因は、自律神経のバランスにあります。
自律神経は、一定の体温を保ったり、血圧を維持したり、心臓を動かすなど、さまざまな体の機能を自動的にコントロールしていて、発汗もこの自律神経がコントロールしています。自律神経は交感神経と副交感神経に分かれており、交感神経がこの手汗に関係しています。
交感神経は、仕事や運動をするときに心臓を活発に動かしたり、体の動きを活発にさせるなどの役割を果たしています。この交感神経は、緊張しているときや強いストレスを感じたときに刺激されます。
大勢の前でスピーチする場面や、大切な試験の前に、ドキドキしてきて体や手が汗ばんできた経験、皆さんも心当たりがありませんか?これは緊張で交感神経が刺激されたことが原因です。つまり、まさに「手に汗握る」ような、緊張が高まる状況や場面では手汗をかきやすくなるのです。

2手汗には3段階のレベルがあった
ひとことに手汗といっても、やや湿っているくらいの状態から、びしょびしょの状態まで、度合いがあります。手汗にはその度合いに応じて、3段階のレベルがあります。

・レベル1
手のひらがじっとりと湿っており、誰かと手をつないだり、握手をすると湿っているのが相手に伝わる状態。

・レベル2
目視で手のひらの水分を確認でき、手のひらに水滴がある。べとべとした状態。

・レベル3
手汗が垂れるほど滴っている。

あなたの手汗レベルはいくつでしたか?レベル1であればさほど気になりませんが、レベル2以上だと気になってしまいそうです。なぜこんなに過剰な手汗が出るのでしょうか。

3コントロールできない……過剰な手汗が出るワケ
もし手汗レベルがレベル2以上だったとしたら、そのままにしておくことは難しいですよね。ちょっと湿る程度ならまだしも、過剰な手汗はさすがに気になってしまいます。
中には、単なる汗とは思えないほど、ぐっしょりと汗で濡れるケースもあって、こうなると、もう誰かと手をつなぐのがためらわれるだけでなく、普段の生活を送るのにも不自由を感じるかと思います。
これらの過剰な手汗は、「精神的要因」「肥満」「ホルモンバランスの乱れ」「何らかの疾患」「生活習慣の乱れ」などの問題により、交感神経が過度に刺激されることが原因となって引き起こされるものと考えられています。刺激を受けた交感神経が、必要以上に手汗を分泌してしまうのです。

4自律神経のバランスが崩れる理由
手汗の原因の中でもよく見られるのが、ストレスや緊張などの精神的要因です。この場合は、対症療法だけでなく、より根本的な対策をあわせて考える必要があります。
ストレスのある状態にさらされ続けていると、汗を出す機能がある交感神経にスイッチが入りっぱなしになってしまい、暑かろうが寒かろうが、関係なしに汗が出るようになります。ストレスフルな生活のほか、更年期などでホルモンバランスが崩れる場合にも、同様の症状が出ることがあります。

5また出てる……!困った手汗を止めるには
では、どうしたら過剰な手汗を止められるのでしょうか。それには、原因となる問題に対処していくことが必要になります。
まずは、過度なストレスや緊張などの精神的な要因を取り除いて、自律神経の働きを整えること。私たちはストレスの多い社会に生きています。そのため、意識的にストレスを減らして、自律神経を整える工夫が必要です。
ひとつには、手汗が気になること自体がストレスや緊張の元とならないよう、汗が出ても過剰に気にしすぎないようにしましょう。また、趣味やスポーツなどでうまくストレスを発散するのも良いでしょう。
また、自律神経の働きを整えるために大切なのは、生活習慣です。睡眠をしっかり取り、朝きちんと起きて日の光を浴びること、暴飲暴食をせずに、体にとって必要な栄養素を摂り、適度な運動をすることを心がけましょう。
バスタイムは睡眠とならんで、一日の中でも副交感神経が優位になる時なので、バスタイムにちょっとこだわるのも、自律神経のバランスを取るために良い方法です。まず、お風呂に入る時間は、「食後1時間後以上」で「寝る1時間くらい前」が体にも負担がかからず理想的。お風呂の温度は、熱すぎると交感神経を高めてしまうので、38〜40度くらいのややぬるめが効果的です。
そして、無理に長風呂せず、自分で気持ちいいと感じる程度の時間、湯船につかってください。途中で熱いと感じたら1度湯船から出て、また入るという風にして、2、3回にわけて湯船につかるのも良いでしょう。 この他に自律神経を整える方法でおすすめなのは腹式呼吸です。
腹式呼吸をすることで、副交感神経を優位にし、交感神経の働きを落ち着かせることができます。なぜかというと、息を吐くときは副交感神経が優位になるのです。腹式呼吸をしてお腹の底から深く息を吐き、その吐く息に意識を集中することで副交感神経の働きを高めることができます。
腹式呼吸をする時には、背筋を伸ばして肩の力を抜いてください。そして、お腹をへこませながらゆっくり息を吐き出します。この時のポイントは、口から息を吐くのではなく、鼻から息を吐くことです。
そして、吐ききったら力を抜き、また鼻から自然に息を吸い込んでください。息をしっかり吐いていれば、吸い込む息は無理をしなくても自然と体の中に入ってきます。これをゆっくりと繰り返して、気持ちいいと感じるところでやめます。そのころには、かなり気分もスッキリしていることでしょう。
自分のペースで、吐く息に意識を向けながら、吸うよりも吐く方にゆっくりと時間をかけ、繰り返してくださいね。

6お手軽にいつでもツボ押しで手汗を止めちゃおう
生活習慣改善のほかに、ツボ押しでも汗を止めることができます。
生活習慣の改善には時間がかかるので、ツボを覚えておけばいざというときに心強いですね。汗を止めるのに有名なツボは、手にたくさんあるので、いくつか紹介します!

・後谿(こけい)
手を握ったとき、小指の付け根あたりにできるモコッと飛び出ている部分です。手相でいう、感情線がはじまるあたりです。後谿を、親指やペンで何度か強めに押すことで、体の熱を静めて全身の汗を抑える効果が期待できます。

・陰郄(いんげき)
手のひらを上に向けたときに、手首の小指側、脈を取る親指側の反対側の付け根のあたりにあります。このツボも体の余分な熱を取り、緊張したときなどの汗を抑えてくれます。

・労宮(ろうきゅう)
手を握ったときに、手のひらに中指の先があたるところにあります。深呼吸しながら押すと、気持ちを落ち着かせる効果があります。5秒押して5秒離すのを繰り返すと効果的です。

また、副交感神経を働かせるには手の爪の付け根側面をもむ「爪もみ」がおすすめです。
やり方は簡単。爪の付け根には、心身をリラックスさせるツボが密集しているので、爪の生え際のすみを反対の手でつまんでやさしく揉むだけです。揉みすぎると逆効果になってしまうこともあるので、1日2〜3回程度を目安に揉んでみてください。 さらに、ツボ押しにプラスして、半側発汗(皮膚圧反射)で手汗を止める方法もあります。私たちの体は、圧迫されている側(半身)は汗が少なくなり、反対側の半身の汗が増えるという性質があります。これを「半側発汗」と言います。例えば、舞妓さんを思い浮かべてください。彼女たちは帯を胸の高さで締めていますよね。これは、顔の汗対策にもなっているのです。帯を胸の位置で締めて胸を圧迫することにより、顔の汗が抑えられるので、汗による化粧崩れが防げるといいます。
この方法を応用すると手汗に役立ちます。まずは、バストトップから5センチほど上を圧迫します。さりげない圧迫の方法は強めの腕組みがおすすめ。その他には、服の下で幅が広めの紐で強くしばったりすると、バレずに圧迫できます。これらの方法で圧迫している間は、上半身の汗を減らすことができます。上半身ということで、顔の汗だけでなく、手汗にも効果があるようです。

7冬にも手汗をかいてしまう理由と対処法はコレ
冬に手汗をかいてしまうのは、暖房の効いた室内と寒い外の気温差や、気圧の高さも原因となると言われています。
冬でも建物の中や電車の中などは、半袖でも過ごせるほど暖房で暖められており、暑いくらいになっていることがあります。しかし、一歩外へ出ると一気に寒い状態。この急激な温度変化が自律神経を乱してしまい、手汗につながるのです。 このように、冬場には手汗をかく原因が意外と多く潜んでいます。暖かい室内に入る前に上着を脱いで体に急激な気温変化を与えないようにしたり、寒いと思ったらすぐに何かを羽織るなど、寒暖差による自律神経のバランスの崩れを防ぐことで、手汗対策をしていきましょう。

8外出先での気になる手汗、汗拭きシートでさっぱりさせましょう
どうしても気になって抑えられない手汗、外出先でさっぱりさせるなら、汗拭きシートを活用してみませんか。
汗拭きシートは汗や皮脂、べたつきがしっかり拭き取れるものが多いです。ひんやり爽快な状態になるものや肌をさらさらにしてさっぱり感が得られるものもあります。手汗が気になったらバッグから取り出してさっと拭くだけなので、簡単に手汗の悩みが軽減できますよ。

9まとめ
手汗に関する情報、いかがでしたか?
誰でもちょっとは気になっているはずの手汗。人によっては、生活にも支障をきたす大きな悩みとして、解決したいと切望されているかもしれません。手のひらはよく使い、人の目にもつきやすい部分だからこそ、手汗に悩まずにすむ状態にしたいですよね。
手汗対策の中には、副交感神経の働きを良くする腹式呼吸やバスタイムでのリラックス法など、日々の生活の中に取り入れやすいもの、ツボや汗拭きシートを利用した、すぐにできるものもあります。生活の中にそれらを自然となじませることで、無理なく効果的な対策ができますね。
ぜひ、ご自身のペースで手汗対策に取り組んでみてください。

多汗症についての相談(回答内容別)
多汗症についての相談(質問内容別)

手や顔の汗は意外な方法で防げる!? 汗とニオイのお悩み解決策

緊張して汗をかいてしまった…そんな経験は誰にでもあるかと思います。
 
これは「心因性発汗」と呼ばれるもので、焦ったり不安になったりすると出てくる汗です。今回は、その心因性の汗の中から、特にお悩みの多い手汗と顔汗への対策と、本人は気づいていないことが多いダイエット臭について解説します。

手汗や顔汗をかく原因と対策

「手汗」に対する一番の治療は“開き直ること”

人と手をつなぐとき、気になる手汗。最近は、挨拶で握手をすることも増え、手汗を気にする方が増えているといいます。では、この手汗の原因はなんなのでしょうか。

それは、「手に汗をかいていたらどうしよう」「手に汗をかいていることを知られたくない」と思うことや、「緊張しやすい性格」などの理由が挙げられます。この手汗に有効なのは、「汗くらい知られてもいい」と開き直ること。
気持ちが軽くなれば、汗の分泌量も変わります

しかし、緊張してしまうものを「緊張しないように」と言われても簡単ではありませんよね。そこで、ここぞという時に助けとなるのが、汗の神経に作用する薬を処方してもらうこと。ただし、薬には喉の渇きなどの副作用がありますので、必ず専門家の指示に従って使用するようにしましょう。

「顔汗」はコントロールすることができる

からだから出る汗は、圧迫されている側が減り、反対側が増える性質があります。そのため、
上半身を圧迫すれば下半身の汗は増えますが、顔汗を減らすことができるのです。よく着物を着ると顔に汗をかかなくなると言いますが、これにはきちんと理由があったんですね。

どうしても顔汗をかきたくない時は、着物や浴衣で使う腰紐で胸の下辺りを圧迫すると、顔汗をコントロールすることができます。

自律神経をリラックスさせる呼吸法で心をほぐす

緊張や不安などからくる汗を減らすには、気持ちをリラックスさせることが大切。ふだんから感情をコントロールする自律神経のトレーニングをしていきましょう。

ここでは、トレーニングの一つである呼吸法をご紹介します。

基本の呼吸法

呼気:お腹をへこませて、体内の空気をすべて出し切る

吸気:お腹の筋肉をゆるめ、ゆっくりと深く空気を吸う

保息:そのまま息を止める

呼気:吸気:保息の時間配分を、2:1:4の割合で行う

あぐらをかき、楽な体勢で呼吸法を行いましょう。体内の汚れをすべてはき出し、新しい空気で肺を満たすようなイメージで呼吸を繰り返していきます。

最初は、呼気8秒、吸気4秒、保息16秒で練習し、慣れてきたら徐々に時間を長くしていきましょう。最終的に12秒、6秒、24秒でできるようなると、リラックス効果も強く感じていけるはずです。

意外と知られていないダイエット臭に注意!

食事制限して無理なダイエットを続けると、体臭が強くなることを知っていますか?
 
体内のカロリーが極端に減ると、貯蔵していた中性脂肪を燃やして、なんとかエネルギーを作りだそうとします。その時、燃やされた中性脂肪が脂肪酸に変化し、汗と一緒に排出。汗くささをより強くしたような「脂肪臭」がするようになってしまうのです。
 
さらにダイエットを続けていくと、汗に「アンモニア臭」が混ざるようになります。ダイエットによって疲れたからだは疲労物質の乳酸を溜め、その乳酸はアンモニアと一緒に汗の中に出る性質があるためです。
 
もし、ダイエットによって甘酸っぱいニオイが出るようになったら、それはかなりからだが無理をしているサイン。これは「飢餓臭」や「ケトン臭」と呼ばれるにおいで、からだが正常に働けなくなっている状態ともいえます。
 
脂肪臭、アンモニア臭、ケトン臭と段階によってにおいも変わってきますが、自分の体臭に気づいたらダイエット方法が間違っています。基礎代謝がきちんとできる方法に変えていきましょう
 
 
汗やニオイの原因を知り、効果的な対策を行いながら、毎日を気持よく過ごしてくださいね。

大人すはだ
 

多汗症についての相談(回答内容別)
多汗症についての相談(質問内容別)

手汗がひどく、気になってタオルがないと不安です

Q「手汗がひどく、気になってタオルがないと不安です」(リカさん・20才)

A 開き直るのが一番効果的!
手のひらや足の裏など局所的な多汗は、精神性発汗と呼ばれるもの。性格が原因で、緊張や不安を感じると汗をかきます。汗をとめようとあせると、逆に出てきてしまうことも。対処しようとタオルを常備するのも、汗に意識が向かうため発汗が多くなる原因。"もっと汗をかいていい"くらい開き直ってほかのことに意識を向けましょう。どうしても気になる場合は、心療内科で自律神経のコントロール法の指導を受けるといいでしょう。(五味常明先生)


レイ 2013年9月号 カラダのお悩みアラカルト より


多汗症についての相談(回答内容別)
多汗症についての相談(質問内容別)

足の裏の汗について―汗と上手に付き合うスタンスが治療のポイント

足の裏は、体の中でも手のひらと同様に汗腺が密集した場所です。靴下やストッキング、さらにはブーツや革靴などで密閉されると、素足でいるときよりも必然的に温度が上がり、汗も蒸発しないまま湿気を帯びてきます。このような、温度の上昇で出る汗を抑えるのは困難です。靴をこまめに履き替えたり、干したりするなどの靴対策や、足をよく洗ったり、ベビーパウダーを使ったりするなど足へのケアが有効でしょう。

しかし、それだけでなく、手のひらの多汗と同様に、足の裏に「精神性発汗」をする人が増えています。暑さや汗腺が多いという問題ではなく、心の問題から汗が多くなってしまうのです。

偶然のきっかけで足のにおいが気になり、そしてまた汗をかいてしまい、足をことさら意識してしまうと、「汗をかくまい」、「汗をかきたくない」という不安がいつも頭をもたげてくるようになります。そうすると、意識すればするほど汗をかくという悪循環に陥ってしまいやすくなるのです。

このような「精神性発汗」を抑えるコツは、結論からいえば「もっと汗をかいてやろう」と考えを変えることなのです。

精神性発汗はいわば「生理現象」です。生理現象を抑えることはできません。汗を減らすことではなく、不安を解消することが治療の目的になります。ですから、心の中を不安とは反対の状態、つまり安心の気持ちに持っていくようにすることです。それが、汗を受け入れることなのです。

汗で悩んでいる人に気にするなといっても無理でしょう。大切なのは気になっても、汗を否定しないこと。いっぱい汗をかいていても、その汗の存在を認めてやれば、不安は生じてこないはずです。汗とうまく付き合っていくスタンスが、多汗治療のポイントといえるでしょう。



五味常明・読売新聞大手小町編集部 著
『汗っかきを治す72のワザ+α』(保健同人社)より


汗っかきを治す72のワザ+α





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手掌多汗の原因

手のひらや足の裏の多汗の原因は、人より汗腺が多いとか、汗腺が敏感だとかの問題ではなく、心の問題です。ですから、生まれながらの手掌多汗という人はいません。親子が同じ手のひらの汗で悩んでいるとしたら、性格が遺伝したのです。多くの場合、過去に多汗になるきっかけとなった出来事があります。例えば、ピアノの発表会で緊張しすぎて失敗したとか、好きな人と握手したとか、答案用紙が緊張して濡れてしまった……などの汗にまつわる経験です。それらを景気に、「また汗をかくのではないか」という予期不安を潜在意識に持ってしまうと、本人が意識しなくても、脳の中は本当の緊張状態となってしまい、精神性発汗が慢性化してしまうのです。

現実に汗をかく前からこのような不安を持つと、対人関係にも影響し、対人恐怖のような状態になることもあります。夜眠れないときに眠ろうと努力するとますます眠れなくなるのと同じように、予期不安を抑えようとすればますます強くなります。「汗くらいかいてもよい」と開き直り、汗以外の何か別のことに意識を集中することが大切です。



五味常明・読売新聞大手小町編集部 著
『汗っかきを治す72のワザ+α』(保健同人社)より


汗っかきを治す72のワザ+α




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プロフィール

医学博士・五味常明
1949年、長野県生まれ。一ツ橋大学商学部、昭和大学医学部卒業。 昭和大学形成外科等で形成外科学、および多摩病院精神科等で精神医学を専攻。 患者の心のケアを基本にしながら外科的手法を組み合わせる「心療外科」を新しい医学分野として提唱。ワキガ・体臭・多汗治療の現場で実践。 わきがの治療法として、患者が手術結果を確認できる「直視下剥離法(五味法)」を確立。 TVや雑誌でも活躍中。 99年からは、ケアマネージャー(介護支援専門員)として、デイケア事業や、高齢者介護の現場でのニオイのケアにも取り組む。

五味クリニック院長
流通経済大学 客員教授
日本心療外科研究会代表
体臭・多汗研究所所長

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